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残穢案件

『残穢』とは小説家 小野 不由美さんの作品。人によっては「これから独り暮らしをする新社会人に配りたい」と言われる程、心強い小説。映画化もし、DVDも発売した。僕も小説とDVD持ってるし大好きな作品。つまり、ホラー作品。


残穢は、土地に残った穢れが人に人に移り、色々怪異を起こしていく作品。この怪異の発端が九州の炭坑で起きた火災で、火災で亡くなった人々の恨みが広まっていくって話。大変だね。

本題だけど、Twitterで以前呟いてた「残穢っぽい物件見つけた」って話。

ざっくり箇条書きにすると、

・北九州の物件

・とあるマンションの一室で焼身自殺

・その物件の上の部屋の人が部屋を買い取り、階をぶち抜いて使い始める。

・しかし、買い取った人も階段で首吊り。ブランコー


ここまでなら不幸が続いた、偶々だなって思う。ちなみに僕が住んでいたマンションから徒歩数分に殺人事件が3件起きた某アパートがあった。

この物件を大島てるで探していたが、探していた時点では名前が分からなかったので、とりあえず燃えてる場所を探そう、と思った。

この物件がある場所は、近くに新幹線が通る様な駅もあれば、商業施設もあり、治安も悪くない様だった。北九州内でも特に栄えてるってイメージ。

でも、結構燃えてる。中には孤独死もあったけど、この物件のすぐ側に、また練炭での集団ジ殺があった。数件隣ってレベルの近さ。

更に同じ区内では闇金ウシジマくん内でもモデルにされた有名な事件も発生してる。

事件は偶々かもしれない。じゃあ何か怖い噂があるのかなって調べたら、これまた出てきた。特に商業施設には出るらしい。


この区について色々調べたが、

・処刑場が近くにあり、この区に処刑された人を供養するための地蔵が立っている。

・昔、この場所に炭坑があり、工事等で掘ると炭坑跡(レンガや関係施設跡)が出てくる。事故はあった、らしい。(資料が見つからないが噂はある)

・元々寺が建っていたが移転した。しかし、墓の移転が不完全だったのか、工事すると人骨が出てくる。工事中にも怪奇現象が度々起きる(ちなみに元々寺が建っていた場所に商業施設が建っている)


など。炭坑はあまり関係ないかなって思うけど、昔のことだから安全性より生産性を重視する環境で、果たして事故0なんてあり得るのか。安全第一!って感じの職業に就いてるけど、どんなに注意してても事故は起こる。

土地が悪い、と考えるならやっぱり寺関係かなって思う。

この北九州の話について、著者 福澤徹三/糸柳寿昭『忌み地 怪談社奇聞録』でもメインに載っている。小説内で、『掘ると水が出てくる』『地盤沈下が起こった』とあるが、地盤にも問題があり、元々田んぼだった、地盤調査の情報からしても砂を多く含んでいるので液状化現象が起こりやすい土地である。地盤沈下の原因は元々地盤が悪いってあるけど、炭坑もあるし、何が出てきてもおかしくない。僕なら家は建てたくない。工事費沢山掛かる。

事故物件の話、土地が関わるものが多いので調べてみると興味深い話が出てくる。ちなみに僕も昔、処刑場関係だった場所の物件を観に行った事がある。内覧中に怪現象、気になる点があったからその物件はやめたんだけど、その時点でそんな場所とは知らなかった。この実体験も機会があれば書きます。

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