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タオルを五感で味わう日

昨夜、東神田にあるモラルテックス・ラボさんにて、タオルに新しい価値をつけるイベントを行いました。具体的には、参加者の皆さんと一緒にロジカル・シンキングとPoints of You®︎を使って、3つのタオルを使う人のペルソナを作りました。


モラルテックスさんはタオル問屋さんです。3代目のご兄弟が新たな取り組みとして、地元・東神田にカフェ併設のラボを立ち上げました。mutual labがワークショップ会場としてよく使用する会場にほど近く、偶然立ち寄ったことがきっかけで実現したイベントでした。

打ち合わせの際に、タオルは誰もが毎日使うもの。だけど、意外と意識的にタオルを選んだり、比べたりしていないんじゃないか、という話が出ました。ならば2時間たっぷりタオルを感じてもらえるイベントにしよう!ということで、イベントの骨子ができました。


ワークでは、モラルテックス・ラボに常時展示している3種類のタオルについて、触り心地や雰囲気、存在感などのイメージをできるだけ出していただきます。その後、タオルごとに担当グループを作り、集まった情報をもとに担当のタオルのことだけを考えてもらいました。どんな人に使ってほしいタオルなのか、それはどんなシチュエーションなのか、このタオルのキャッチフレーズは、などなど。

企画時には、最初の「タオルを感じる時間」でそんなに多くの感覚情報が出るのか心配していた部分もありましたが、出るわ出るわ!皆さんの感性がスパークしていました。


「どんな人に使ってほしいか」「どんなシチュエーションで?」というところは、Points of You®︎を活用。Facesという人の顔だけの写真カードから「使ってほしい人」をイメージして選んでもらい、最終的にはグループで一人の人物に絞り込んでもらいました。シチュエーションはコーチング・ゲームという写真カードを使って、同様に。


できあがり例はこんな感じ。こちらは「モラルテックス・オッキデ」というタオル。

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触り尽くし、感じ尽くして話し合った最終イメージは「ホテルのような高級感」。世界中のホテルを知り尽くした人が、まるで「モラルテックス・オッキデ」のバスローブにくるまれたようなディスプレイを創作されていました。


こちらは「モラルテックス・ミディ」というタオル。薄手のためか、「3つの中で一番インパクトがない…」という感想をお持ちの参加者もいました。

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しかし触り続けるうちに、普段使いができるのに「実は」上質、という価値を見出し、30−40代のモノにこだわりを持つママさんをターゲット・イメージとした、こだわりのポスターができあがりました。フタを開けてみれば、3代目若旦那が最も思い入れているタオルだったことが判明。このワークのプロセスや結果が、新たなプロモーションにつながればと思います。


五感を総動員していただくために、Points of You®︎が大活躍してくれました。それぞれが感じるイメージを写真カードに乗せれば伝わりやすく、さらなるイメージの深化もサポートしてくれているように見えました。元々はコーチング・ツールなのですが、使い方は無限大。参加者からも「管理職研修に使えますか」「アパレルでもこういうことをやって見たいのですが」といったお話が出ましたが、いかようにも応用可能だと思います。


既存の形にこだわらず、新しいことにチャレンジしてみることで見える世界がある。そんなことを体験させていただいた夜でした。


モラルテックスさんの商品はこちらをご覧ください。


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