「しあわせ節電」鈴木孝夫著を読む
町の図書館で、時折リサイクル本コーナーが設置されます。
100円の袋を買って、詰め放題。
ここぞとばかりに興味のある本を物色するのですが、今回は野菜の育て方としあわせ節電という本を手に入れました。
地球のエネルギーを使いすぎない生活が、これからの世の中には必要だ、ということと、著者が実際にしている節電生活について書かれています。
極端な例もあるけれど、非常に興味深い一冊でした。
特に興味ぶかかったのが第二章の「出るゴミがなかった時代」。
出だしは下記の通りです。
戦前の記憶を蘇らせてみると、驚くべきことに気が付きます。
いまでこそ日常の光景となったゴミ集めが東京の町中でさえほとんど来なかったのです。
それはどの家でも出すゴミが、ほとんどなかったからです。
腐らないプラスチックのような容器や包装は全くありません。
金属製品もほとんどなく、代わりに木か竹のように自然に返るものばかりでした。
しかもそれを大事に使っていましたので、簡単にはごみとはならなかったのです。
私はこういう生活がもっと、遠く遠くに感じていたので
少しうれしい気持ちにもなりました。
今の世の中では、ごみを出さない生活はとても困難です。
ゴミを出さない生活が絶対だともいえないほど、便利さから離れられないことも事実です。
でも、どこかの原住民であるとか、大昔の服も毛皮…なんて時代ではなく
もっともっと身近にそういう生活があった。
ならば、そこから現代風にその時代の真似をすることはできるんじゃないか?前に前に進む時代を、たまには過去を振り返りゆっくり進めてもいいのではないか?と思います。
今日から少し、節電にも心がけて
より良い地球が
そして自然豊かな地球との生活が
長く長く続くことを願っています。
Kotomi
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