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自閉症の娘の成長を感じた瞬間

4歳の娘は自閉症で、成長がゆっくりだ。感覚的には一般の半分くらいのスピードで成長してるのかな、といった具合である。

しかしここ最近、急激な成長を感じる瞬間があった。おままごとを始めたのだ。

おままごと、子どもの遊びとしては当たり前のようだが実は奥が深い。

・人でないものに人格を見出す
・食べられないものを食べものに見立てる
・他者を演じる
・食べさせてあげるなど、気遣いをする

などなど、いろいろな認知や心の発達が進まないとこのロールプレイは難しい。それゆえに、おままごとをしている娘を見ていると「成長したな〜」としみじみ思うのだ。

さらに娘は、おままごとだけではなく見立て遊びも始めていた。

ドキンちゃんを「供物(くもつ)」に見立て始めたのである。

吊り下げられるタイプの供物(くもつ)にされるドキンちゃん。


こちらはソロで吊り供物(つりくもつ)されるパターン。

あ!NOT供物(くもつ)か?!

やっぱり供物(くもつ)かぁ〜〜。

首だけ地獄から召喚された食パンマンと、その供物(くもつ)として横たわるドキンちゃん。

供物(くもつ)として祭壇に連れて行かれるシーン。

供物(くもつ)にされそうになり、逃げ出したところを捕縛されたドキンちゃん。


はて?供物(くもつ)なんて概念、教えたっけな?????

……とにかく娘の成長を感じずにはいられなかった。



そして先日、とうとうドキンちゃんが供物(くもつ)の立場を抜け出した。

娘の成長はさらに次のステージへ進んだようだ。

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