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<ミュージシャン・マネジメントとは>その2

その1でミュージシャンはマネジメント能力を持てと、書いた。

そもそもプロミュージシャンの本来業務は歌ったり、楽器を演奏したり、曲を書いたり、人前でパフォーマンスしたり、音源を作ったりなのであるが、「持て」と言った以上マネジメント業務とは何かを具体的に書かないと片手落ちと考えたので、極めて日本的な音楽関連マネジメント業務内容を、出来る限り具体的に下記に羅列してみる。

これらを自分自身でやるのか、マネージャーを雇ってやらせるのか、もしくはどこかに所属している場合、担当スタッフが遂行出来ているのかを判断するのは、その方次第である。

<現場業務関係>

*スケジュール管理

 ・受注後、日時、場所、業務内容等基本事項の確認。必要に応じた日時調整。決定・仮の確認と追跡。スケジュール把握が出来るアイテムの共有化。

*クライアント及び現場への対応と現況確認

 ・詳細な現場環境。駐車場有無・場所・条件。(必要があれば喫煙場所確認)常設・必要機材確認。具体的作業内容とニーズ把握、必要に応じて業務内容の調整。より効率的な作業施策の提案。関係スタッフ・共演者名確認。現場マネージャー・アシスタント随行及び持ち込み機材の通達。移動時間・経路の確認。クライアントバックボーンの把握。

*ギャランティ関連

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