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海を見に、熱海方面へ。ひとり旅1泊2日 後編

↓前編はこちら

2日目は熱海唯一のコワーキングスペースnaedoco からスタート。

職業柄、PCがあれば仕事ができるのでワーケーションに憧れていたものの今まで挑戦したことはなく。2日目は旅する前から、少し仕事をしてみることを予定に入れていました。

そんな中、たまたま宿泊した宿とnaedokoが提携していることを知り利用してみることに。通常より費用も安く抑えられました。

👩‍💻naedoko

遊び心のあるインテリア!

東京でもコワーキングスペースを利用したことがあるのですが、利用客が多く、ネットの速度が遅いことも…。
naedokoは繁華街の中にあるため立地もよく、利用客も全体の3割ほどで余裕がありネットの速度もバッチリ。東京ではあちこちから会議の音が聞こえて落ち着かない時もあるのですが、比べるとnaedocoは穏やか空気感で、集中して仕事ができました。

ただ、わたしはワーケーションは向いてないなと…。

「仕事か旅か」どっちつかずの状態は切り替えが難しく苦手だったので今後は控えることになりそう。それが分かっただけでも収穫が大きいチャレンジでした。
もし熱海に出張がある場合は、ぜひまた利用したいです。

早めに始業した分、早めに退勤。こんな働き方ができるのは年に数回くらいだろうか…。ありがたや。旅を再スタートです!

まず目指したのは熱海といえばここ。喫茶店「サンバード」です。

☕️喫茶店 サンバード

さすがは人気店。平日でしたがひっきりなしにお客さんが訪れており、数組分並んでから入店しました。
わたしはひとり客の方と大テーブルで相席。喫茶店で相席ってなかなか無いから新鮮!

サンバードは一面がガラス張りで、海が一望できるのが素敵!今回は混雑する時間帯に来てしまったので次回は空いている時間を狙って来てみよう。

コーヒーフロートを注文

コーヒーフロートを飲み終わったので、読書の続きをするために別の喫茶店も探してみることに。1人旅のときは喫茶店をよくハシゴしてます。

サンバード周辺を散歩していると、昨日も見かけて気になっていた喫茶店「M&M」を発見。

☕️喫茶店 M&M

M&Mのロゴと茶色の屋根がキュート!
店頭に置かれたメニュー表からも、自分好みのお店だと直感が働きました。

外観が素敵なお店はきっといいお店。他に誰も先客はいなかったのですが思い切って入店してみました。

木製の年季が入った食器棚に規則正しく収められた食器と、ところどころに散りばめられた実家を彷彿とさせるような愛嬌のある雑貨たち。
(キャー!♡と脳内の私たちが騒いでます。)

小腹が空いていたので、ピザトーストと珈琲のセットを注文し、待つこと数分。もう、来た瞬間にテンションが一気に上がってしまいました…。この見た目、たまらん!

長方形の取手付きのお皿に乗ったピザトースト。食べやすいよう、親切に斜めにカットされています。派手さはなく控えめで、日常に溶け込むような普通の佇まい!これがいいんだよなあ

喫茶店は特別ではなくて日常であってほしいから、わたしは友達の家や実家で出してくれそうな食事やデザートのあるお店が好きです。

窓から差し込む日差しも暖かく、穏やかな時間を過ごさせてもらいました。また熱海に来た時には伺いたいお店です。

さて、散策を再開!

🌳起雲閣

少し歩いて目指したのは「起雲閣(きうんかく)」。
大正に建てられた邸宅で、日本の伝統的な建築様式を感じさせる本館と離れ、洋館・緑豊かな庭園が揃い、ロマンあふれる建築美を余すことなく感じられる建造物です。

起雲閣は1919(大正8)年に別荘として築かれ、現在は非公開の岩崎別荘、今はなき住友別荘とならび、「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となっています。1947(昭和22年)には、旅館として生まれ変わり、太宰治・山本有三などの多くの文豪たちにも愛されていました。市街地とは思えない緑豊かな庭園。日本家屋の美しさをとどめる本館と離れ、また、日本、中国、欧州などの建築様式と装飾を融合させた独特の雰囲気を持つ洋館です。2000(平成12)年より、熱海市の所有となり、当市の文化と観光の拠点として多くのお客様を迎えています。

施設案内 起雲閣

は〜、なんと美しいのでしょう。私の脳内がまたキラキラとスパークしてます。

自分の表現力の乏しさに悲しくなるのですが、窓枠・内装・家具も木製のものが大半なおかげか、空間に漂う空気が柔らかく温かさを感じます。金属はスタイリッシュでクールな印象を与えてくれますが、木材は一気に暖かい印象になりますね。

自分の家のインテリアも同じくですが、木製のものからなる空間が好きなのだと改めて実感。

他にも、ローマ式のお風呂や↓

ガラス一面の窓を有する別邸↓

柄の座面が美しい椅子のあるダイニングを見たり。↓

思いのほか中が広く、時が止まっているかのようで時間も忘れてしまいました。荷物は入り口のロッカーに無料で預けられたので、手ぶらでストレスなく見られたのも良かったところ。

各部屋にベテランの学芸員の方がいらして、詳しく説明をしてくださるのも勉強になり楽しかったです。


熱海は以上。今回の最終目的、三島駅・桜屋の鰻重を目指します!

電車に揺られて三島駅に到着。
たしか駅前に花屋さんがあったな…。と両親と来た時の記憶を頼りに仏花を買い、祖父母のお墓があるお寺へ向かいました。お墓参りは実に3年ぶりでしょうか。

1人で祖父母のお墓参りに来るのは初めてです。どんな手順で何をするのか朧げでしたが、気持ちを込めて、お墓を磨いてお線香を焚いて終了。

お墓参り終了後は、目的地の桜屋のうな重へ。幼少期の思い出の味です。

今年で28歳。うなぎ屋に1人で入るなんて、もちろん初めてです。緊張〜!楽しみ〜!ドキドキ!ただ、幼少期に何度も家族で来ていたので勝手は分かるのが心強いです。

案内されたのはお馴染みの2階の畳の席。
注文したのは、もちろん鰻重!

🍶桜屋の鰻重

なんと美しいのでしょう!
ふっくらした鰻にタレがかかりツヤツヤ。もう見てるだけで口の中にヨダレが溜まってきます…。あ〜。早く食べたい!

箸で切っても見た目どおりふかふかのうなぎ。ジュワッと濃厚なタレ!美味しい!!ありがとう〜!何に感謝をしてるのかもはや分からないですが、うなぎ、ありがとう。

そして、大人になって知った山椒との抜群の組み合わせ!一口一口ゆっくり噛み締めました。

これからは好きな食べ物をうな重と言おうかな。
1人でうな重を食べて、お会計もできる人になれた自分を誇りに思う旅でした。
次はカウンター寿司にでも挑戦してみようかしら。。

↓他の旅シリーズはこちら

今度はどこに行こうかな。では、また次回!

創作活動の足し(喫茶店や日用品購入)にさせて頂きます!ありがとうございます。