明日できることは明日やる

このタイトルどう思いますか?

・わかるわ~
・やることが残っていると気になって落ち着かない
・仕事や課題、宿題だと早いことに越したことはないし、その方が評価も良い!
・余裕をもってやろうと思っても、ダラダラしちゃって、結局ギリギリになる
・「明日やろうは馬鹿野郎」こんな言葉ありましたよね?

この言葉、ホスピス勤務の時の72歳医院長先生のものです。

医院長先生は、【医院長】にも関わらず、どのDr.よりも受け持ち患者を持っていました。
(この病院で働くまで、医院長が患者みるって知らなかった…)

プライマリーの相談も良く聞いてくれて「安藤さんなら、どうしたら良いと思う?」「それで行こう」と言ってくれる事も多々。

ほかのDr.の患者さんの処方なんかも、ひょいひょいやってくる。

ナースを困らせる患者さんには、「看護師さんの言うことをちゃんと聞かなきゃダメだよ。(そうじゃなきゃ退院だよ)」とお叱りに行ってくれる。

ナースからしたら、神Dr.なのです✨

朝もどのDr.よりも早く来て、どのDr.よりも遅く帰る。
病棟患者・外来患者・病院運営会議等々、多忙を極める医院長先生。

院長を捕まえるのは、ある意味至難の業。
ナースあるあるで、先生を見つけたらここぞとばかりにお仕事依頼!
ファンミーティングやサイン会の如く、書類依頼、印鑑抜け、書類へのサイン、処方間違い修正などを貰うために代わる代わる、ナースが並びます。

そして、今日、明日の仕事はもちろん、保険かけて3日後くらいのものも。
機嫌がいいもの(大事!)なら、プライマリーの5日先の書類やカンファの話なんかもしちゃう。
(ナースはシフト制。平日夜勤・土日日勤したものなら、Dr.から「最近、働いてる?」と言われちゃうぐらいDr.に会えない。)

そうすると、いつも医院長先生は
「明日できることは、明日やる!」と出ていっちゃう。

患者の諸々の責任は、受け持ち看護師にあるため、
うそでしょー?今、できそうじゃん。やってよー。
次、先生に会えるの、5日後なんですけど…
みたいな事もあり、ギリギリの院長Dr.に冷や冷やされっぱなし。
(伝えていたことを忘れられて、大変なことも勃発するしね!)

でも、今思うこと。
先のことじゃなく、今に目を向けて、その時の精一杯をやること。
もっと早くから取り組んで、完成度を高くするのももちろんありだけど。
労力も気力も限られる。
先ばかり追いかけて、今を逃さないように。

"今"この時を生きることを教えられた気がします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?