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誰かに包まれる想定は、いつだって甘い。 視線を感じる時、それを知った時 突然、羽衣のような 透明ジェルに守られていく。 春のステップ。 どうしようもなくはしゃぐ心をそのままに。 ワルツを踊る少女は、手を出せない幻。 いつだって、君は。 部屋に戻って 真っ暗にして ステレオの灯りだけの暗がりのまま ヘッドホンをつけたなら 夜の底に堕ちていきそうな メロディに、ただただ身を任せようか。