ぐだぐだコメディには伏線回収が無いと思っていませんか?
昔から、ミステリーを読むのは好きでした。
そしてミステリー以外でも、伏線とその回収がある物語が好きでした。
なので、自分で書く物語にも、気づけば「伏線→回収」を仕込んでいます。
そして、それはシリアスな小説だけに留まりません。
グダグダなコメディ小説にも、しっかりと伏線を仕込んでいるのです。
しかし、その「伏線回収」も、シリアスかコメディかという「ジャンルの違い」により「差」があります。
…というか、意図的に差を「つけて」います。
シリアスなら、「回収」の時点で読者を「わっ、すごッ」と思わせれば、それでOKなのですが…
コメディの場合は「ここでその伏線を持ってくるか!ぎゃははははっ!」と笑わせなければいけないと思うのです。
(まぁ「爆笑」までいかなくても、「ププッ」くらいの笑いで良いとは思いますが…。)
たとえば落語には毎回キレイに「オチ」が付きますし、お笑いなどでも「前フリのネタをキレイに拾ってきたな」と思えるコントって、ありますよね?
コメディも、伏線(前フリ)を仕込んでおいて、それを「回収することで」笑いにつなげれば「おおっ」と思ってもらえるのです。
なので、かなりの序盤から、結構細かく、せっせと伏線を仕込むのですが…
「ぐだぐだコメディ」が好き過ぎて、「あえてグダグダ」に書き過ぎるせいで、執筆力が無いと思われていないか、ちょっと心配です…。
ただでさえ無名のアマチュアは実力を疑われがちで、ちょっとしたことで切られがち(途中で読むのをやめられがち)な気がするのですが…
伏線の回収前に切られてしまっていたら、あまりにも「もったいないな」と思うので…。
(実際、伏線の回収回に来ると、有難いことにお気に入りの数が増えたりするので、そこの評価は「まぁまぁ」だと思うのですが。)
無名のアマチュアの作品だと、そもそもそんな「伏線回収」が先に待ち受けていること自体、想像してもらえないのかも知れませんね…。
(そして伏線は仕込まなければ回収できないわけですが…そんな風に伏線を「仕込んでいる」だけの段階って、結構いろいろ「地味」で難しいものなんです。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?