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43:読者を気持ち良く振り回したい

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アルファポリスさんに連載しているファンタジー小説囚われの姫は嫌なので、ちょっと暴走させてもらいます!~自作RPG転生~」。

周囲を振り回していく感じの「暴走ヒロイン」が主人公(の一人)です。
 
思えば昔から「周りの人間を巻き込んで暴走するヒロイン」の物語が好きだったような気がします。
 
何か、読んでいて(プレイしていて)元気が出るんですよ。
 
なので、この小説のヒロインがあんな感じのキャラになったのも、ごく自然な「なりゆき」だと思うのですが…
 
この物語、ヒロインが周囲を振り回すのみならず、「読者さえも振り回す」ことを目標に書いています。
 
「どうせこうなるんだろう」という予測のつくストーリーより「えっ!?こんなことになるんだ!?」と驚愕させるようなストーリー展開にしたいのです。
 
物語に対する好みは人それぞれですので、読者によっては「予想通りの展開の方が安心感があって良い」という方もいるのかも知れませんが…。
 
たぶん、昔からミステリー系の小説をたくさん読んできたせいで、無意識レベルで「サプライズ好き」なのだと思います。
 
物語全体のサプライズのみならず、ちょっとした描写の中でも「小ネタ」のような感じでサプライズを仕込みたくなります。
 
そして今回の小説のヒロインのようなキャラだと、サプライズがすごく仕込みやすいのです。
 
何せ、言動を予想外の方向(たぶん読者が予想しないであろう方向)へ振っていけば自然とサプライズになりますので。
 
ただ、その「サプライズ」にも自分なりの「こだわり」というか「好み」がありまして…
 
できれば「気持ちの良い」サプライズを書きたいな、と思ってストーリーを作っています。
 
サプライズの中には「嫌な展開」や「バッドエンド」へつながるサプライズも存在するわけですが、個人的にはハッピーなサプライズや笑い転げられるサプライズの方が好きなので。
 
イメージで言うと、思わぬところに伏兵が隠れていて、急に目の前に現れられて「撃たれる!」と思ったら、クラッカーを鳴らされて「ハッピーバースデー!」と言われる感じの「ドキドキがありつつの思いがけないハッピーサプライズ」が好きです。
 
(だから今までの作品など、起承転結の「転」の前に一旦読者の心をどん底に突き落とすようなことをやらかしてきたのかも知れません…。)

(↑「花咲く夜に君の名を呼ぶ」とか「夢の降る島」とか、特に「転」の前の突き落としっぷりがヒドいと思います…。)

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