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12月に出した本まとめ①

12月は4冊新刊を作りました。狂気!! なので忘れないうちに装丁とかをメモっていきます。

「RE:edit」

表紙:アストロブライト-170kg-グリーン
本文:クリームキンマリ-72.5kg
遊び紙:色上質-黄色
特殊加工:白押さえ
印刷所:大阪出版
発行イベント:12月12日 龍と隼の帝都浪漫

表紙のイメージは「ジグソーパズル」。短編集なので小さなパーツが集まって1冊になっている、という感じで割とさくっと決まりました。
イラレで適当にパズルっぽいパーツを作って組み合わせ。タイトル部分のピースが落ちている、というのも初期に決定済み。
タイトルの「RE:edit」も「再編集」の意味で使ってます。

紙はアストロブライトのグリーン。鮮やかな蛍光カラーの紙です。印刷だと緑色がくすんでしまいがちで避けるのですが、この紙ならきれいな色が出るのでおすすめ。緑以外にもピンクやイエローもあります!!
色が乗っている部分は白押さえあり。白押さえを入れないと地色のグリーンが透けてしまう……レイヤーで言えば乗算になるので、そのあたりの効果も狙って作るとさらにいい感じになるかと。

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背表紙の文字が若干ずれてしまった悲しみ。再版で少し調整しましたが、それでもずれる……なぜ……
もう1 冊の方はぴしっとはまりました。

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本文はよくあるクリームキンマリ。軽くてめくりやすい。
書式設定:一行40字/1ページ17行/行間1.5ミリ
フォント:リュウミンR
余白はノド側は18ミリ、外側は10ミリ。ノドはかなり多めに取ります。
文字はリュウミンを使っておけば何となく文章が上手く見える、はず。
ノド部分は割と上手くいっているかと。本をがばっと開いて読むのが苦手なので、自分の本はノドを多めに取りがち。
けど一太郎だとノンブルが左右の位置で若干ずれるのが気になる。直そうにも調整するところがわからない。

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「君を取り戻すための物語」

表紙:銀箔紙-180kg-マット
本文:クリームキンマリ-72.5kg
遊び紙:タブロ
特殊加工:白押さえ
印刷所:大阪出版
発行イベント:12月12日 龍と隼の帝都浪漫

これはもう表紙絵万歳!!! でした。とにかく表紙絵を生かしたロゴを入れたり紙にしたいとめちゃくちゃ頭を使いました……
紙の銀箔紙はアルミホイルみたいな銀紙です。使ったのはマットなので上品な光沢。ノーマルは顔が映るレベルに輝きます。
これも白押さえをしないと地色に影響されるので人物とロゴは下地に白を敷いてます。

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タイトルも難産でした……最終的に「君を取り戻す【までの】物語」になりましたが、Twitterのツリーで連載してた時は取り戻すまでの話でしたが、本にするにあたって続きを少しばかり入れたので、「君を取り戻す【ための】物語」になりました。
書き手の自己満足です、はい。

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ロゴを作りまくった……(まだある)フリー素材と組み合わせたり、フォントを変えてみたり。
ただ文字を大きく変形させたり、文字から作字するまでの能力はない。
もっと上手くなりたいね……

書式設定:一行40字/1ページ17行/行間1.5ミリ
フォント:リュウミンR
余白はノド側は18ミリ、外側は10ミリ。ノドはかなり多めに取ります。
「RE:edit」 と同じ

遊び紙のタブロは表紙用紙が銀色なので、ねずみ色のこの紙を選択。ざらっとした紙で、主張低めでいい感じです。

ロゴは本当にいっぱいパターンを作りました。さぐさんに描いてもらえる、となってからラフももらってないのにイメージで作りまくって、没にして、構図が決まってもまた作り直してと……
の、わりにふわっとしたロゴになりました。
下のR18帯はΩの首輪のイメージです。オメガバースロゴはまた次に書くときに使いまわそうかなと。
さぐさんには首から下げているカードまで気を配っていただき感謝カンゲキ雨アラレです!!!

本文は短編集と同じ紙と書式です。芸がない。
オメガバ好きなんでもっと増えろ。

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おまけで作ったしおり。五感紙。
マーメイドっぽい凸凹がある紙ですが、色もきれいに乗っています。

そして第二弾、自宅製本のコピー本編へ続く。

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