武藤 健太郎 / Kentaro Muto

プレイドのCFOです。以前はコーポレートファイナンス中心のキャリアでした。グロービスで…

武藤 健太郎 / Kentaro Muto

プレイドのCFOです。以前はコーポレートファイナンス中心のキャリアでした。グロービスでファイナンスを教えています。趣味はサーフィン(4年目で初心者+αぐらい)、出身は鹿児島です。2021年2月にnoteをはじめました。ファイナンスやSaaSについて発信していく(意気込みです)。

マガジン

  • プレイド IPOの軌跡

    • 12本

    2020年12月に東証マザーズに上場したプレイド。IPO準備に携わったメンバーの想いと学びをシェアするnoteです。10回くらいの連載を予定しています。

最近の記事

IPO冬の時代?2021-2023年のIPO分析

ICCにおいて、IPOのセッションに登壇する機会を頂戴しました。プレイドがIPOしたのは2020年12月、もう3年以上前であり、そこからIPO市場の環境は大きく変化しているはずです。実際、スタートアップ界隈の知り合いと話す中でも、赤字でのIPOの難しさやバリュエーションの問題などは聞く機会がありました。上場企業のCFOとしてセカンダリー市場の状況はモニタリングしてるものの、IPO市場についてはそこまでフォローしていなかったというのが実態です。 そこでプレイドの2020年12月

    • プレイドIPOの軌跡、連載の裏側と振り返り

      これまで「プレイドIPOの軌跡」をお読みいただきありがとうございました。想定を超える反響をいただきながら、全10回を締め括ることができました。みなさまにお読みいただけていることが、良い形のプレッシャーとなり、まさにこの連載を進めるうえでの原動力となりました。 GW前に社内でアンケートをとって、チームでこのnote発信の振り返りを行い、GW中に自分自身でもnoteを読み返していました。編集後記・エピローグ的に、この連載自体について振り返りたいと思います。振り返りから、そもそも

      • 第5回 なぜグローバル・オファリングか?そこから何を学んだか?/ プレイドIPOの軌跡

        こんにちは、プレイドの武藤です。みなさま、いつもこちらの連載をお読みいただき、ありがとうございます。毎回、多くの皆様にお読みいただいており、大変ありがたく思っております! グローバル・オファリングは通常は大規模な案件で用いられるオファリング手法です。マザーズ市場においてグローバル・オファリングでIPOを実施したのはメルカリさんとフリーさんだけだと理解しています。当社は公開価格では600億円強の水準でしたので、グローバル・オファリングをする規模としてはかなり小さい案件でした。

        • 第4回 IPOにおけるCEOの役割とは?/ プレイドIPOの軌跡

          プレイドのIPOプロセスをリレー形式で振り返る連載企画。第4回はCEOの倉橋健太が、IPOプロセスにおけるCEOの役割、超えなければならない“ハードシングス”を語ります。聞き手はCFOの武藤健太郎が務めました。 我々は今回のIPOのプロセスを通じて、ありがたいことに、多くの魅力的な投資家の方々と新たに関係を結ぶことができました。また、これまでお世話になってきたVCの方々にも、ある種経済合理性を超えて、ベストなIPOを果たすためにと、快く送り出してもらえました。 こうした関

        IPO冬の時代?2021-2023年のIPO分析

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        • プレイド IPOの軌跡
          12本

        記事

          第2回 「共創」を目指した証券会社との付き合い方 / プレイドIPOの軌跡

          上場承認約1ヶ月前2019年4月5日、丸の内・大手町・八重洲エリアにあるカフェで、午後5時ぐらいからCEOの倉橋と当時の管理担当執行役員と僕の3名で、早々にビールを飲んでいました。 「終わったね…」 「延期するしかないか…」 などと呟きながらも、諦めきれずに 「とりあえず詳しい話を聞きますか?」 ということで証券会社の営業担当の方に来てもらいました。 その時すでに上場承認が約1ヶ月後に迫っており、準備は整いつつありました。ジョイント・グローバル・コーディネーター(Joint

          第2回 「共創」を目指した証券会社との付き合い方 / プレイドIPOの軌跡

          プレイドの”非常識”なIPOまでの道のり、連載開始

          はじめまして。プレイドでCFOをしている武藤健太郎と申します。 2020年12月17日、プレイドは東京証券取引所マザーズに上場しました。 IPO準備は6名の経理・財務・法務からなるワーキングメンバーが中心となりプロジェクトを推進していました。彼らワーキングメンバーに加えて上場を意識しながらプロダクトの開発や業績を達成してくれたプレイドのビジネス&開発メンバー、そしてサポートしていただいた証券会社・監査法人・弁護士事務所他の皆様に、ここで改めて感謝の気持ちを表したいと思いま

          プレイドの”非常識”なIPOまでの道のり、連載開始