前回の続き。
その後の自分
その1年間で相当メンタルに穴が空いた自分は人生が迷走した。
自分は弱虫だ、強くならなきゃいけないなんて思うようになった。
いわゆる、自己否定感ってやつ。
また、人前では暗い姿を見せてはいけないって急に空元気を出すようになった。
(もちろん本心では傷ついていて、それを隠そうと必死だった)
高校では陸上競技に挑戦することにした。
弱い自分はダメだと思って、強くなりたいと思って。
自分を鍛えなきゃいけないって焦りがあって。
箱根駅伝に出てるランナーみたいに毎日必死にトレーニングしてたら強くなれるんじゃないかって期待していた。
毎日、自分のキャパを超える練習に無理やりついていった。
弱い自分はダメだ、我慢我慢 ー そう呟きながら。
それが祟ったのか、2年生の時に無理な練習で怪我をして退部する結果になった。
しかし、部活を辞めた後も自己否定の嵐は止むことを知らなかった。
次は勉強を頑張って偏差値の高い大学に入って、もっとレベルの高い環境で揉まれなきゃ行けないと焦り始めた。
高3になると毎日8時間は勉強していた。
将来はこんな研究がしたい、こんな楽しい大学生活を送りたいといった明確な目的なしに。
ただ自分は弱い、強くならなきゃ行けないっていう強迫観念に後押しされながら。
ただ毎日がむしゃらにペンを握って参考書と格闘していた。
結局、自分の志望していた旧帝大は大差で「敗れ」、滑り止めの私学の大学に通うことに。
股関節の不調は、その怪我が今になって響いているのかもしれない。
まあ、自己責任な割合が高いとは思うけど。
わざわざ自分の運動能力が及ばない陸上競技までして自分を強くしようなんて思う必要はなかった。
今だから言えるけど、自分の考えにも極端さがあったかなと思う。
別に、他人に馬鹿にされたとしても結局は世界は自分の主観なのだから。
他人の言うことに惑わされる必要なんてなかった。
大学生になってから自己受容、自己肯定感といった言葉に出会った。
だからこそ気づけたこと。
やっとここまで吐き出せた。
中学2年生の生活から学んだこと
Dの特徴として、私は2点を見抜いていた。
①周りに誰か仲間がいないと自分を罵ることができない
Dが一人で歩いていてすれ違った時は黙ったままでいることが多かった。
ところが、仲間と言える存在がいるときには急変しイキがるようになっていた。
つまり、一人では人に文句すら言えない弱虫なのだろうと。
わりかし言ってくることには棘があるが、別に本性は大したことない
その事実には当時の僕でも察することができた。
②D自身が親に虐められていて心の傷を負っていたこと
当時、DのTwitterの存在を自分が一方的に知っていたので観察をしていた。
その中でのツイートが一つ。
「親が虫の死骸を筆箱に入れてきた、だる」
私はこのツイートで確信した。
Dは親からの意地悪な仕打ちで傷ついているのではないかと。
それで学校で(自分に対して)憂さ晴らしをしているのではないかと。
まあこれに関しては僕自身もかわいそうだなとは思った。
だって、普通そんな子供に嫌がらせするようなことってないじゃん。
前置きは長くなったけどね、要点をまとめると
いじめをする人は
①大抵一人じゃ何もできない弱虫である
②その人自身が心に傷か闇を抱えている
③ただ自分のコンプレックス(見た目が特に)が受け入れられなくて周りに当たっている
そういう傾向があるんじゃないかと知った。
今、思った
記事を書いている間に気づいた。
過去のいじめだけが原因でこれからを生きることに絶望している訳ではない、と。
じゃあ原因は何?他にもあるのってなるけど
これって完全に自分の課題なんだよなあって。
就活とか結婚のことですごく悩んでるから過去のことが原因とは言いにくいなって思う。
まあ、多分初めて人間関係で傷ついたから相当ショックだったのは引きずっていただろうけど。
何だろう、ただの完璧主義なんかな。。。
今、いじめ(あるいはそれ相応のこと)で苦しんでいる人へ
いじめてくるやつの行動は確かに傷つくし、怖いよね。
学校行きたくないと思っても、それは全然仕方ないことだよ。
ただね、僕としては一つやってほしいことがある。
それは、「相手の心理状態を探ること」
他人をいじめるという行為に走る人は、何かしら心理的や環境に問題を抱えている人が大半かと思う。
だから、Twitterでもインスタでも何でもいい。あるいは日常生活の些細な仕草でもいい。
相手のことに調べるんだ。相手の心理状態を知るために。
例えば受験のことで悩んでたり、家庭問題で苦しんでいるというツイートがあれば
それらが関連しているかもしれないって考察できるよね。
自分の悩みを他人や外部に発散させているだけだとか。
あるいは日常生活で物を落としたときにも「ああクソ野郎!」とかイライラしてる様子があったら
その人はただ自分の感情をコントロールするのが下手くそなだけで、いじめとかでその苛立ちを発散しているだけなんじゃないかとか。
相手がどういう魂胆でいじめという行動を選んでいるか、それを知ることができた時にはきっと大したことないなって思えるはず。
大丈夫、いじめなんてやる人間に大した人間は一人もいない。
今苦しんでいる人に届きますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?