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これから最終話まで怒涛の展開「未来少年コナン」

※過去の放送回分はネタバレあり

今晩の「未来少年コナン」は、20話、「再びインダストリアへ」ですね。ちなみに先々週の第18話「ガンボート」では、以前書いた記事中の、コナンがラナを助けに来るときのラナの表情にご注目ください、と書きました。

ご覧になりましたか?沈み行くガンボートの中で、船室のベッドに顔を突っ伏しているラナ。船室にはびゅーっ、ぷしゅーっと水が入ってくる。そしてとうとう水圧でドアが開く。顔を上げるラナ。なんと笑顔です!

同時にドアから泳ぎ入るコナン。こちらも笑顔です。
ひしっと抱き合うとまるで楽しい遊びのようにふたりで海面に昇ってゆくのです。信頼と愛。ギリギリの状況であの表情をさせる演出。すごいですね。
「縄をほどくのに時間がかかっちゃった、怖かった?」
「ううん、だって、コナンがくるといったらくるもの」
くーっ!これですよね。つくづく、女の子ってのは白馬の王子様ではなく自分を守ってくれる騎士(ナイト)の方が好きなのではないかしら。「ベルサイユの薔薇」のアンドレとかも(古)。いのちをかけて守られてこちらも守る。

そして先週の第19話「大津波」。
この回も神回(まあ全部神回だけど)。モンスリの幼少期のトラウマと変化の回でした。

東北の津波を見てしまった私たちは、津波はあんなふうに高い波がくるというより海全体が盛り上がると知ってしまったけど、そして繰り返し何度もくると刷り込まれたけれど、一度潮が引く描写や動物の異常行動など、コナンで知ったこともあった。

そしてその津波をコナンに知らせるのもラナ。オーロに行く手を阻まれたラナは海の異変をバラクーダ号にいるコナンにテレパシーで知らせる。

(コナン、海を見て)
「海?海を見るの?」
(コナン、海を見てーっ!)
「わかった、海を見るーーっ!!」

バラクーダ号のマストに凄い勢いで登り彼方を見たコナンの眼に映ったのは巨大な波頭。

逃げろーっと叫ぶも、嘘よ、と津波を信じないモンスリは銃を空に撃ち「逃げるものは殺す!」さえぎる。
そのあとのモンスリとコナンの眼と眼で対峙する、張り詰めた空気感。

険しいモンスリの顔。真摯にモンスリを見上げるコナン。
ふっとモンスリの眉間の糸がゆるんだかのように眉がさがり
「…ほんとうなのね」と呟く。

幼い頃の戦争と天変地異で全てを失ったモンスリは放心して動けない。迫る津波。

その間にあとはコナンとオーロとの決闘(軽々勝つ、笑)やらありましたが、すんでのところでダイスがモンスリを、コナンがオーロを、そしてジムシーやラナもバラクーダ号に逃げ込んで津波をやり過ごすことができました。村人たちもインダストリアの兵士も皆無事で、いったんは平和な終わり。

そして今日は「再びインダストリアへ」です。どんなメンバーでインダストリアに行くのか。博士は無事なのか。博士がインダストリアは沈む、と言っていたがそれはいつなのか。レプカはどんな卑怯な手を使ってくるのか。地下にあれだけ多くいた市民はどうなるのか。一時も見逃せない、怒涛の展開が最終話に向かってなだれ込んでゆきます。

今日含めてあと7話で終わっちゃいます。今はアマプラでもYouTubeでも見られるけど、NHKの放送を出来ればリアルタイムで、もしくは次の日録画で見てツイッターの反応を詳しく見るのも楽しい。

余談ですが、ジブリ公式が場面写真を使用してよいとのお知らせ、嬉しい限りです。未来少年コナンは日本アニメーションだから違うけど(汗)
私がマガジンで書いている「かぐや姫の物語にまつわる考察」シリーズで使わせて貰います。また新たな記事を書かなければ。
ではまた今日のコナン楽しむとしますか。

お読み頂きありがとうございます!