映画 ホテルローヤル
原作を読み、映画と比較検討する企画です。
ほぼ、原作のダイジェスト版。
さすがに、僧侶の妻の話しは外されたみたいです。
注目は、原作では せんせぇ という短編の部分
先生役が岡山天音 女生徒訳が伊藤沙莉
見事に先生と生徒でした。
しかし、実年齢は同い年
無理ありそうですが、なかった。
つまり、伊藤さんの演技力の高さなのでしょう。
どんなにオリジナルが良くても、映画になると時間制約がありカットされてしまい魅力が半減します。良い作品ほど、その傾向は強いようです。
せんせぇ の話しも、ホテルの話しよりも電車の中の会話や妻の浮気を目撃するあたりが面白かったのですがカットされているため薄められた印象
掃除のおばさんの話しや、中年夫婦の初ラブホテル体験は伝わったのですが
ヌード写真撮影の話しなんか導入部分に格下げになっていて
どうしても主演の波留さんと、松山ケンイチを目立たそうとする傾向があり
全体としてまとまりのない形になってしまいました。
もう少し上映時間を長くすると何とかなったレベル
良い役者さんを集めたわりに残念な結果になりました。
原作は、すばらしいのでおすすめです。
原作を読み映画を見る企画です
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