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書評 OJOGIWA  藤崎 翔  とにかく、ラストシーンのどんでん返しがすごい。一読の価値があります。

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著者は元お笑い芸人さんで、横溝正史ミステリー賞の受賞者です
一時期、又吉直樹に続く小説芸人として話題になっていました
だからか、発想がいい
これは天賦の才だと思いました

ミステリーなので、詳しくは言えませんが・・・
4人の男女が練炭自殺をしようとしています
4人は、ハンドルネームでやとりとりしています
例えば、おばさんだから、オーバーみたいな駄洒落です

そこに車がやってくる若い男女です
Hをしはじめる
さらに、もう1台の車
スキンヘッドの男です。拳銃を持ち、男を撃ち殺し女を拉致
その車の中には3000万の現金が
それを4人でわけて自殺はやめにします

お決まりのヤクザがやってくるパターン
ここからは1人ずつつかまっていきます
4つ4様に最後にオチをつけた形になっています
それは、まるで4つの箱のようです
そして、この4つすべてを1つの箱にして、最終点な爆弾
どんでん返しが待っているということなのです
このラストを話したい、とても話したいし、言いたいことは山ほどあるのですが
ミステリーなので、ここまでです

現実的にはありえない話しだとだけ言っておきます。
発想は面白いし展開も悪くないのですが、4人それぞれにヤクザたちが仕掛ける罠が
何となく、これは?と・・・
ちょっとした中ダルみに近い感じとなり
少しもったいない気がしないでもない

2020 1/25



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