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新型コロナウイルスで、子供や外国人はどうしているのか

前回に引き続き、新型コロナウイルスについて。

国の方針に従って、僕の住む宮崎県都城市でも3月2日から小中高校が一斉休校を始めた。都城市は、県庁所在地である宮崎市に次ぐ、人口16万人の地方都市。市内には焼酎の「黒霧島」で有名な「霧島酒造」がある。

県内では今のところ(※執筆時点。3月4日に初めて感染が確認された)、新型コロナウイルスの感染者は報告されていないこともあり、マスクなどが売り切れているほかは、大きな混乱は起きていない。

多少マスクをしている人が増えた印象があるが、花粉症の時期なので僕も外出時はマスクとメガネが必須だ。

そういえば、2011年の原発事故のときもマスク着用者が増えたが、花粉症の影響か放射性物質の影響かは見分けがつかなかった。

近ごろ僕は散歩を日課にしている。新型コロナウイルス問題の前後で、車の交通量はあまり変わっていない。車社会で、通勤による感染リスクはあまり考えなくて良いのかもしれない。普段から歩行者は少なく、すれ違うのは下校途中の児童や生徒ぐらいだ。

学校で指導されているのか、面識のないマスクとメガネをかけた怪しい姿の僕に向かって元気よく挨拶してくる子供も多かった。彼らは今どうしているのだろうか。

一斉休校を受けて子供たちは

これは、先週27日午後に撮った大量の荷物を抱えた小学生。少し進んでは荷物地面おいて休み、また少し進んでは休みを繰り返していて、帰宅までにはかなり時間がかかりそう。前日の26日に急に一斉休校が呼びかけられたので、計画的に持ち帰ることができなかったのだ。

ここからは3月2日に撮った写真。休校が始まった小学校に児童の姿はなかった。

幼稚園(保育園?)のバスが走っているのを見かけた。一斉休校の対象とならなかった幼稚園(保育園?)は開いているようだ。

人の減った街

一斉休校が始まった3月2日から、明らかに人が減った。ときおり友人同士で自転車に乗って遊びに行く子供たちの姿を見かけたが、今のところはおおむねおとなしく過ごしているようだ。

ここは僕の母校の高校近くの運動公園のテニスコート。普段なら夕方はすべてのコートが埋まっているが、今日は誰も使っていない。

近くの大きな公園。普段より人出は少ないが、遊具などで遊ぶ子供たちの姿もちらほら見かけた。

駅前のショッピングモールは車は多いものの、子供の姿はまばら。普段は学校帰りに寄っていく学生が多い。新型コロナウイルス感染症対策として、一部店舗の臨時休業や営業時間変更のほか、感染を防ぐためトイレのジェットタオルの使用が禁止されていた。

図書館などの対応は

都城市は生徒・児童に図書館への来館自粛をしてるため、図書館は普段よりかなり空いていたが、勉強する学生の姿もあった。
新型コロナウイルス感染症対策として、2月29日から貸出冊数を8冊から15冊に、貸出期間も14日間から28日間に変更している。

貸出冊数を増やす動きは福井県でもあるようだ。一方で、小中学生の入館を拒否したり休館する自治体も出てきた。

図書館前にある「まちなか広場」及び、図書館内で開かれるイベントは中止となった。

一斉休校は感染抑制に効果があるか?

図書館に隣接する公園にはベンチに座って話し込む少女たちの姿。

おじいちゃんと野球をする子供の姿も。
両親が共働きで、祖父母に預けたのかもしれない。

少し考えれば、「無症状な子供から重症化する可能性の高い高齢者に感染が広がる」というようなことは容易に思いつく。ただし学校で感染が広がるリスクと比べてどちらが大きいのかは、今のところ判断できる材料かない。

安倍首相は専門家の意見を聞かず一斉休校を判断した。少なくとも科学的根拠を示した方が、より国民の協力が得られたのではないだろうか。

東京で暮らす僕の妹は学童保育に子供を預けて仕事を続けている。

飲食店への影響は

これは去年撮った写真。弟は市内で天ぷら屋を営んでいる。新型コロナウイルスの影響でとある会合が中止になり、会合後に来る予定だったお客さんからキャンセルがあったそうだ。

落ち着いたら是非行ってみてほしい。完全予約制で敷居が高いと感じるかもしれないが、味は保証する。


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