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どっかで見た気がするノリの「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#2

本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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前回
 どっかで見た気がするノリの「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#1
次回 どっかで見た気がするノリの 「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#3

あらすじ クトゥルフ神話TRPGをやってみたい男の子は、クトゥルフの夢の影響を受ける。なんとクトゥルフがじきじきにクトゥルフ神話TRPGについて教えてくれるそうだ。果たして男の子は生きてこの夢から脱出できるのか…?
 …今回から3回にわたって、クイックスタート・ルールで行う「探索者の創造」について触れていきます。一緒に探索者を作りましょう!
 今回の記事では基本情報と能力値についての記事です!



クイックスタート・ルールを開こう

男子「まさかルルイエにプリンターがあるとは…」

クトゥルフ「深きものとか、カルティストとかが魔導書の抜粋をコピーするのに使うのだ。」

クトゥルフ「それより、クイックスタート・ルールを読んでいくのだ。」

クトゥルフ「早速、探索者を作成するのだ。」ペラペラ

男子「え、飛ばしてるページなんか大事そうなことが書いてない?

クトゥルフ「書いてるのだ。でも考えてみろ。お前いきなりこのゲームについてくどくど語られたらいやだろう?」

男子「…まぁ…。」

クトゥルフ「ゲームは遊びながら覚えればいいのだ。それに、本は最初から読めという決まりはないだ。」


探索者をつくろう 基本情報

クトゥルフ「7ページを開くのだ。」

男子「『探索者の創造』のとこだね。」

クトゥルフ「そうなのだ。この探索者シートと筆記用具を使うのだ。」

男子「ありがと。」

クトゥルフ「どういたしましてなのだ。では、左上の情報を埋めちゃうのだ。」

クトゥルフ「そうだな。おめーは日本人だし、これから現代日本のシナリオを遊ぶ想定で探索者を作るのだ」

男子「…?それ以外で遊ぶことがあるの…?」

クトゥルフ「もちろんなのだ。1920年代アメリカ、現代アメリカ、世紀末ロンドン、幕末、石器時代、未来の宇宙、平安京…いつ、どこでも我々は恐怖と狂気をもたらすのだ。」

男子「ふーん…?」

クトゥルフ「あ、あと職業は最初は『探索者の職業のサンプル』を元にするのをオススメするのだ」

男子「なんで?」

クトゥルフ「おめーは小学校の頃、図画工作の時間で「なんでも好きなものを描いてね」って言われて何書くか迷ったことはないのか?」

クトゥルフ「ないなら別に創造的にやってもいいだが、右も左もわからない状況で選択肢なしはきついのだ。」

男子「じゃあ…医師で。」

クトゥルフ「グッドな職業なのだ。メンバーに一人いると重宝されるのだ。」

クトゥルフ「あと、名前、プレイヤー名、年齢、性別、住所。出身を書いていくのだ。とりあえず、住所、出身以外は最低でも欲しいのだ。」

男子「……よし、書けたよ!」

クトゥルフ「……この名前…小鳥遊茲吾…?なんて読むのだ…?」

男子「え、たかなしここあだよ。」

クトゥルフ「読み仮名を書いておくのだ。せっかくいい名前でもキーパーに呼んでもらえないのだ。」

男子「なるほど…。」

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探索者の名前は読めるようにしよう


探索者をつくろう 能力値

クトゥルフ「次は能力値を決めていくのだ。」

男子「しってる!STRとかのやつでしょ!」

クトゥルフ「そうなのだ。STR,CON,SIZ,DEX,APP,INT,POW,EDUの8つの能力値に数字を当てはめていくのだ」
(当てはめる数字はクイックスタート・ルール見ながら確認しましょう!)

男子「ダイス振らないの?」

クトゥルフ「まだ振らないのだ。この探索者の創造する方法は、“新クトゥルフ神話TRPG”ルールブックでは「早撃ち」法と呼ばれている、簡単な探索者の作成法なのだ。」
※実はルールブックとはちょっと違うよ!見比べてね!

クトゥルフ「7版ではこの方法しかないとかそういうのじゃないから安心してほしいのだ。これ以外にもいくつか作成法が載っているのだ。」

男子「へぇ……。…とりあえず、数字当てはめたよ!」

クトゥルフ「どれどれ…。」

STR60 CON60 SIZ70 DEX50 APP40 INT50 POW80 EDU50

クトゥルフ「この医者、EDU低いのだ…!!」

男子「ダメージ・ボーナスが欲しくて…。」

ダメージ・ボーナス…ぶん殴ったりするときに追加で与えるダメージ。STRとSIZの合計で決まります。次の章で出てきます。

クトゥルフ「どこまで知ってるのだ…。」

男子「…この能力値の横にある二つの枠何?」

クトゥルフ「そこは能力値の2分の1と5分の1の値を入れるところなのだ。」

クトゥルフ「例えば、おめーの探索者のAPPの2分の1と5分の1の値は…。」

男子「20と8だね。」

クトゥルフ「……まぁ、そうなのだ。おめーは別に書かなくて良さそうなのだ。手間だしな。」

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君の探索者は何が得意?

クトゥルフ「今回はここまでにするのだ。今回で名前、職業、能力値が決まったのだ。」

男子「APPとかEDUなんかが低いけど、POWは高い医者だね。」

クトゥルフ「次回は副次的な属性職業と技能について説明するのだ。」



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Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
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PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
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