どっかで見た気がするノリの「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#1
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
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配信「…では、今日はここらへんでお開きにしましょう!みんな今日はありがとね~バイバ~イ!!」
男子「いや~、今日もクトゥルフの配信楽しかったなぁ~」
男子「自分でもやってみたいなぁ…。でも本屋で見たルールブック、ぶ厚かったし…俺には難しいかなぁ…うむむ……。」
ベッドInスヤァ…
……
…
私は悪臭によって目を覚ました。目の前にそびえたつのは緑色のねばねばした液体に濡れる巨大な石造都市——。私はこれを知っている。
「いあ・いあ・くとぅるう・ふたぐん」
「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなるぐる ふたぐん」
歴史にも残らぬ遥か永劫の太古に、暗黒星から到来した巨大かつ忌まわしい尋常ならざる生物者どもに作られた、悪夢の死の都——これはルルイエだ!!
その瞬間、山が歩くのをみた。違う、あれは山などではない。暗黒星から産み落とされた緑色の粘液質の怪物が、再び復活したのだ!———
??「そろそろ眠くなるから止めようよ、こういうの。」ふよふよ
男子「え…?何…この小さいクトゥルフの星の落とし子みたいなの。」
くとぅるふ「やぁ、おれはグレートオールドワン、くとぅるふなのだ。」
男子「え…あれ…?あの山みたいのは…。」
くとぅるふ「あれはダゴン。あいつもでかいのだ。」
男子「」1/1D10の正気度ポイントを失う。→失敗!正気度は4減少
くとぅるふ「実はな。100年前くらいに蒸気船にぶつかられたのだ。当たり所が悪かったみたいでな。ちょっと休養中なのだ。」
くとぅるふ「それよりもオヌシ、クトゥルフ神話TRPGを始めたいのだろう?」
男子「なぜそれを…?」
くとぅるふ「おれは夢を通して…いや、そんなことはどうでもいいのだ。新クトゥルフ神話TRPGは簡単だ。今すぐ始めるのだ。」
男子「え…でもルールブックは分厚いし、他のTRPGの本より値段は高いし…、ルールもたくさんあるんでしょ…?」
くとぅるふ「ふむふむ、では公式で出している無料の体験版をやるのだ。」
つ「クイックスタート・ルール」
男子「クイックスタート・ルール…?」
くとぅるふ「そうだ。これはインターネットでいつでもダウンロードできる。」
男子「えー!すごい!これで僕もクトゥルフ神話TRPGできるの!?」
くとぅるふ「もちろんなのだ。でも、体験版だから面白かったら製品版買うのだぞ。」
男子「えー!これ40ページ近くあるじゃないか!!こんなの読むの疲れちゃうよ!」
くとぅるふ「喚くなサル。後半の20ページ程は“悪霊の家”というシナリオなのだ。」
くとぅるふ「ルールを知るだけなら前の方の20ページだけ読めばいいのだ。」
男子「……ごめん…20ページでも読める気しないや…。」
くとぅるふ「……心配するな、おれと一緒に読めばすぐわかるのだ。」
くとぅるふ「それと、これは個人的な意見なんだが、クイックスタート・ルールを印刷しておくと便利なのだ。」
男子(こうして忌まわしい夢を見始めたぼく、これからどうなっちゃうの~!)
次回 どっかで見た気がするノリの「新クトゥルフ神話TRPGをはじめてみよう」#2
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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
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