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新鮮さを保つ

長く続けている事に新鮮さを感じ続けられることの出来る人をとてもうらやましく思う

25年ほど続けている事があり、それで食べているわけではないし仕事に直接役立つようなことでもないし、それ一本でやっていこうとかやりたいと言うことも思ってないけどそれにしては時間もお金もずいぶん使っているしなんだかんだ長年打ち込んでいて面白いしと感じ好きだと思って続けているが、それと同じかそれ以上に苦しみや劣等感を感じる事も多いのでずっと勉強中とか修行中みたいな気持ちでやっていて、すんなり趣味とか特技とは言えていないけど、そういうの全部ひっくるめての結局のところ、趣味である

基礎練習や反復練習などは苦ではないが、好きに・自由にやれと言われることが苦手で、発表したり評価を乞う機会に自主的に臨んでいる立場なのに創作とか自ら発信とかが苦痛でどうしようもない

自信がないとかオリジナリティがないという言葉を便利に使ってしまうが、まずどちらも持ち合わせていないし、思いどおりにやっているのに『何も細かいこと気にしなくていいからもっと自由に』『肩の力を抜いて思いどおりに』『自信を持って思いつくままに』と言われれば言われるほど何が自由で思い通りかわからなくなってくるし、そんなに出来ていないのかと不安にさえなる

つまらないとか、面白くないとか、しょうもないと言う言葉を口にしないように気をつけているけど、長くやっていればいるほど自分をこう評してしまう

嫌ならやめちまえ

真面目に勉強を続けて、鍛錬し、訓練をなるべく怠らないということは出来ても、常に新しいことに目を光らせアンテナを張って次へ次へと進むことが得意ではない

自分は自分と割り切ってどんと構えようと心がけてはいるけれど、同じ事を初めたばかりの人のやる事は長年の積み重ねや鍛錬でも、というかやればやるほど私は失っていっているような新鮮さを持っていて打ちのめされることがある

熟練とか達人の域にいると言われるような人は、経験や訓練や鍛錬そして年齢を重ねていっても失わないように持ち続ける努力をしているのかそういう能力を兼ね備えているのか

などゴタゴタ御託を並べている暇があったら練習しろと言われそうだけど、春になると咲き誇る桜や他の彩り鮮やかな花々、新入生やフレッシャーズを見るにつけ新鮮さを見せつけられるような気持ちになり毎年毎年春を理由に思い悩むマンネリズムでロマンチストでナルシストな私

なにかほかのことで解消しようとしても、気分転換してもこの事自体は何も変わらないので続けたいならやるだけ、やめたいのならやめるだけのこと





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