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『みうらじゅんFES』美術館「えき」KYOTO

面白そう〜、15日の夕方それだけで行ってみた展覧会


これを書く前の16日の19時ごろ、大文字の送り火の点火を見ようと家を出て烏丸丸太町まで歩いたもののご家族連れやご夫婦、カップルの中に紛れて先に進むのが何だか相応しくない気がして、そのまま引き返して帰ってきてしまった

投稿前に心洗われるような“送り火を見られて”の文章を読み、先ほどの自分を恥じる

ご先祖様いつもありがとうございます、迷わずお帰りくださいませ

ええと、タイトルの内容はこちらから

15日の午前中、コンタクトレンズを購入した帰りに行こうかなと思いつつやはり少し制作してからにしようと、夕方から出かける

風はあるものの湿気がすごくて汗がダラダラ出るが電車に乗るという選択はせず歩く

出た時は青空

四条室町あたりで黒い雲と白い雲が押し合いへし合いで、やや黒い雲が優勢かと思いつつ南へ

黒いな

五条通を渡り南へ一本進み、烏丸へ抜ける

おはぎの今西軒
雨の日も早くから行列
そんな根性もなく、高島屋で購入する

烏丸通りへ出ていつもの磯貝装束店の前を通る

絵本展や美術展のポスターが貼ってある
夏っぽいラインナップ

西本願寺まで来た

パトロールですか

東の空は視界がひらけていて空が大きく見えるし、京都タワーもいい感じ

あ、ニデックタワーか

ダイナミックな雲

あと少しで目的地というところで雨がボツボツ降り出したので慌てて傘をさし一番近い地下道への階段へ滑り込む

雨に打たれるお堀の蓮

皆突然の雨に雨宿りをしに集まるので階段の入口が人であふれかえる

もうここでかなり汗をかいているので専門店街はちょっと寒いっ

ジェイアール京都伊勢丹の地下から入店するとお菓子売り場のフロアはやはりすごい人だし、そこらじゅうでパッキングのやり直しをする外国人のご家族や、『17時の新幹線に間に合わないからママにそう言って早く戻ってきてよ』なんて待ち合わせに焦る大荷物を抱えるパパ、蛇行に次ぐ蛇行の行列の和菓子屋さんなど混沌としている

さてと、わたくしは優雅に美術鑑賞ですのよ、と7階へ

子ども服やベビー用品店を抜けると

飛び出しみうらじゅんと年表

私、特別この方を好きとか何を知っているというわけではなくポスター見て『面白そう』だけで来たので楽しめるのかしら、と少し不安を感じつつ来たけれど“面白そう”それだけで大丈夫そう

チケットを購入し入場する際、『緑のカーテンの中と動画禁止のもの以外写真お撮りいただけます』とのお声がけ

遠慮なく携帯で撮るつもりだったけれどもあのぎっしり感とか独特の雰囲気は写真の腕も大いにあろうが、全然伝わらないので少しだけにした

割と年齢層高めの”大ファン“ぽい男性連れやカップルがそれはそれは楽しそうに自身の溢れ出るみうらじゅん愛を興奮気味に語りつつコレクションの数々に見入っている

ああいう場所で特に周りに人がいる時に直接“語りかけられる”とかは得意ではないけれど、その光景を見るのは好き

ひとつひとつの“ブーム”における種類や数の多いことにも驚かされるが、それらを大切に保管したり収集し続けたりという行為そのものがもう神々しいほど素晴らしい

その事が最終どうなるかとか役に立つかとかなぜそうするのかとかより、好きだから気になるから面白いから、ただだそれだけで集めてしまう・続けてしまうその行動そのものに面白さを感じる

それが何になるのとか、それってどういう意味があるのとか、これはこういう理由やからやんね、という考えはここには一切必要ない

そういう事はどれだけあっても良いと思うし、実際ここにはそのことだけがある

圧巻
般若心経
街のポスターや看板
ゆるキャラ
もはやゆるくない、ぎっしり
作ってるやん
本当にしょうもない、くだらないの権化
わかる〜
Since考
わかるけどTシャツ作る?
弁天様
こんだけあるんや〜弁天様モノ

終盤の、これが私が一番心動かされた

一番嫌いで好き!

いやぁ面白かった〜

緑のカーテンの中の際どいコーナーに子どもを連れて入ってる人や、年配のご婦人2人がとても楽しそうに見ておられた

ここはいつも私が感じている世界線とは違うところにある世界なんだと思った

撮影禁止とは言え、これが展示オッケーで40年来続けているエロ切り抜き冊子は自主規制って、逆にどんなんなん?と興味が出てしまうではないか

かと思うとヌード画(裸婦画)に下着を描き足し“はかせたろう“ブームですって

なんじゃらほい

しかし、本当に仏様みたいに思えてくる不思議な“救われ感”に包まれる

落ち込んでないし病んでないけれど、救われる

『繊細で気が利く仮面』をつけ優しそうな柔らかそうな言葉の一方で人を傷つけたり斬りつけるような体裁の良さよりこちらの方がよほど救われる

武器も強さも持たない裸のままなのに何故か強くて優しい感じ

そんなん感じる展覧会ちゃうと思いますけど

1000円ですごぉく楽しませてもらったが、汗が冷えて寒いっ

これ入場前ですよ

雨はもうやんでいたので、冷え切った体を温めねばならんのでやっぱり歩いて帰ろう

まだいらしたんですか

晩酌のためのすり胡麻がなかったので買って帰ろう、帰ったら洗濯して、準備して、お風呂に入ろう

連日たくさん歩いているものの足取り軽く帰路につく

昨日の投稿の晩酌を楽しむ前の8月15日の展覧会鑑賞&お散歩記録

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