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こんな日は『ニヤニヤ』して『よしよし』する

何気ない会話の中で、考えてもみなかった返しに遭うことがたまにある

確かにそうね、角度変えればそうかもね、と言うこともあればそんな所に考えが及ばなくて驚いたのは私だけかもしれない『ひょえ~』な返しに打ちのめされることも多い

幼稚園の時、毎月ホールに集まって月ごとにお誕生日会をしてもらっていた

その月に生まれた子どもは壇上に上がり誕生日順に紹介され、並べられた長椅子に座り、お誕生月以外の下に座る子どもたちに晴れの顔を向け、主役気分を存分に味わうのであった

このお誕生日会で印象に残っている“5月生まれさん”の時の壇上の様子

長椅子が前後2列に並べられてある上にまだ座りきれなくてその横に立ったりしていた

9月も確か似た感じだったが断トツで多い気がした

私の周りだけ?

大きくなるにつれても、自分がそうだということもあるが5月生まれ多いなあと事あるごとに思っていたし大学の科の同級生も6人中3人、他の回生にも沢山いたし、たまに集まる高校のクラブの仲間も6人中4人が5月生まれ

5月は、現役時代いがみ合っていた(私だけ?)クラブ仲間と普段は飲み会の調整専用のLINEで”おめでとう“メッセージを送り合い、大学の友人たちにもバースデーカードを送ったり騒がしく、また楽しい

そんなこともあり大学生の頃、『5月生まれって多い気がする』と口にすると3つ下の後輩にこう言われた

『やっぱ6月に結婚する人多いからですかね〜、うちは兄が◯月で姉は◯月、私は◯月が誕生日なんですけど、うちの両親は結婚記念日と誕生日にしかせんかったんやろな〜って兄弟で言うとりました』

そのときは、面白いこと言うなあって笑っていたけど、そんな事を考えているのかと驚いた

お腹の外に出た日ではなく、お腹に宿った日を思う人もいるのかと

大好きな映画『アメリ』でもそんなことを感じるシーンあったな

くだらないことばかりを思い出す、そう本日は私の1歳の誕生日をお祝いして京都市営地下鉄が開通した日(もちろん冗談ですが、地下鉄は本当に開通しましたよ、43年前のこの日)

昨日の日付が変わると同時に記事を投稿したその時、LINEの通知があり開く前に『僕で悪いけど』というメッセージが見えたが、朝に会社の仕事ではないけれど、事務連絡をしたまま返信がなかった10歳上の先輩からだったので、それの返信かと思って開くと、『誕生日おめでとう』とあり、ずいぶん若い頃に友人たちと交わした日付変更すぐのメッセージのやりとりを思い出し、まさかこの人からもらうとは!と声を出して笑ってしまった

月曜日にご馳走になったばかりで、その帰りにも声をかけてくださったので思い出したまたまその瞬間に面白がって送信されただけかもしれないけれど、あちらこちらでめいっぱいお仕事をし家族サービスにも余念のないお忙しい人がメッセージをくれた、ただその事がものすごく嬉しかった

その1分後、友人─面白いものをおすすめしたら一緒に楽しんでくれたり、サプライズを準備してくれた素敵な友人─から『おめでとう!』に続けて『私はお誕生日お祝いメッセージを送った1人目の友だちになれた!?』とあり、こちらも笑ってしまったが、『まさかのあの先輩やで〜』と返すと『うそやん!』と来る

『友だちなら1人目やで!ありがとう!』と返信したりと大はしゃぎ

10年以上ぶりの深夜におめでとうのメッセージ、懐かしさと嬉しさがとまらない

そのあと、noteを開くとコメントでやり取りをさせてもらっている方からも優しい歌声で(演奏も!)バースデーソングを歌ってもらい温かいメッセージをいただくという何とも嬉しい事があり、もう知っている言葉では表現できないような嬉しい気持ちに満たされた

何なん、私、夢見てんの?

さらに楽しくて仕方のない時間をその後もひとりで過ごしながらキャッキャニヤニヤ、お風呂にはいっている間も布団に入ってからもずーっとニヤニヤして過ごしていた

誕生日だなんだと言っても、1年のうちのただのひとつの日だし、楽しいだけではない日だって数知れず経験してきている

ありがたいことにプレゼントを交換する友人がいたり、食事に連れて行ってくれる人がいたり、お祝いのメッセージを送り合う友人知人がいたり、楽しく過ごせる日もあれば、そんな事とは無縁のツライ日だって沢山あった

特別な日だと思うからより楽しかったり、よりツイてないなと思ったり、心の置き方ひとつだけだけど20代、30代は抱えきれない悩みや振り払っても消えてくれない悲しみ寂しさとともに『ただの通過点だ』と心を奮い立たせ強がり、何もかも上手くいかない自分を責めたり卑下して何も楽しくないのに笑顔を貼り付け過ごしていた日も数え切れないほどあった

自分は何も変わらないし成長も出来てないな、といつも思うし、不機嫌がとまらない日だってあるけれど、信じられないくらい夢みたいな心躍る楽しい1日を過ごして舞い上がったこんな日くらいは色々な思いは少し横においておいて”その頃の自分”を『よしよし』と撫でてあげよう

そして、何だかんだ言ってても『親にマジ、感謝だな』なんて思いつつ、大丸を徘徊し『仙太郎』で“くず桜”と“水無月”を買って帰る

ありがとうにまみれた、そんな特別な長い長い1日

『よしよし』だと思う絵
お気に入りのマムアンちゃんを見て書いた
『私がいつでも明るく照らしてあげる』


『ニヤニヤ』だと思う絵
送られてきたLINEのスタンプ見て書いた
『何深刻ぶってんだよ、この野郎』
















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