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わたし色に染める

柔軟で、他に合わせて上手くやれる優秀な逸材


美人の友人が結婚するとき、白無垢に憧れていた彼女は素敵な和の設えのある結婚式場のお庭に人力車で登場しその美しく眩しい姿をお披露目し、その美しさに感激した

その後、同じ建物のモダンなレストランフロアに移動しての披露宴ではお色直しを終えこれまた美しいドレス姿で登場し、幸せそうで可愛らしい様子に感激した

後日その感動を伝えると『綿帽子の下ってさぁ〜絶対に”かつら“(文金高島田)を被らないとあかんって言われて被ったんやけど、鏡に映るその姿が耐え難い姿やったから大泣きして無理矢理かつらなしにしてもらってん』と言っていたのを思い出す

お世話をする周りの方や母親からは『そんなんおかしい、絶対被らないといけない!』

と説得されたが彼女は『あれを被るくらいなら結婚式せえへん』と、自分の思いを遂げたのだった

そんな決まりがあることも、彼女にそんな面があるということも知らなかったので驚いた

大切な場面だし、特別だったんだろうな

もうその時点で『あなた色に染めてください』でもないけれど、あれから16年近く経っても彼女らしく優しく美しく、強い芯はそのままに、子どもたちを深く愛し旦那様とも仲の良い変わらぬ幸せぶりにいつも癒しと元気をもらう

ここ数日、私の欲望に付き従う控えめなのに頼もしい逸材にいつにも増して夢中で、その優しく柔らかな絹肌、もとい木綿肌を慈しみながら癒しと元気をもらっている

連日わたくし好みに着飾らせ、楽しみ愛でている『木綿豆腐』さま

2日間ほど水切りをして食べるのが好きなので少し深めのお皿に立ててラップをして冷蔵庫に入れておいたものを頂く

たまに奮発して石垣島の”石豆腐“や沖縄の”島豆腐“を購入するが普段からそんな事はできないので気長に地道に水切りをする

子どもの頃からお豆腐は大好きで、食べ応えのある木綿豆腐を選びがち

実家ではほぼ絹豆腐で、冷奴、湯豆腐・お鍋、お味噌汁、たまに登場する木綿豆腐は白和えや田楽のときだけ

ひとり暮らしを始めてからは一度凍らせたり(こんにゃくもよくやるが)、こんがり焼いたりして食べたりもするし、暑い時期はそのまま楽しむ


そして大好きなこの曲を口ずさみながら年中、晩酌にも頻繁に登場する

♬枝豆 ビール 冷奴でお祝いしよう 

下北 難波 仏光寺 大名で親不孝

世界中誰よりも大好きなあなたのメロディー

聴かせて 

お願い

野蛮でずぼらな僕らの心に届けて

お願いだから♬

─くるり『(It's only)R'n'R Workshop!』─

大葉を刻んでお醤油かけて、オリーブオイルとお塩だけも良いけれど副菜ではなくメインだし、好きなものと組み合わせていただきます

他のものも食べ、ご飯も食べ、毎日のようにアイスを食べるので健康的なイメージのお豆腐だけれども他のやんちゃくちゃによって健康的とかとはほど遠い

けれども、好きなのでそれだけで良い

切って和えて乗せるだけ、少し火も入れるけれど工作のようだけれど、美味しかったここ最近の組み合わせ3つ

①白キクラゲ酢醤油和え乗せ
(ブロッコリースーパースプラウトも乗せて)

白キクラゲが茶色に染まっちゃった

茹でた生の白キクラゲをお酢とお醤油で和えて(漬けて)おき、馴染んだらお豆腐に乗せ、ブロッコリースプラウトをさらに乗せたら漬けていた酢醤油と胡麻油を上からまわしかけて完成!

スプラウトまみれ


②これはもう、間違いない、アボカド乗せ
(ブロッコリースーパースプラウトも乗せて)

完璧なアボカド!
ここのところとても良いものが買えている

アボカドは適当な大きさに切ってお豆腐に乗せ、その上からブロッコリースプラウトも乗せて、お醤油を大さじ1杯回しかけて完成

スプラウトまみれ 再び


③ニラとキクラゲお味噌和え乗せ
(ブロッコリースプラウトも乗せて)

サッと素焼きした生のキクラゲとハサミでチョキチョキ刻み入れたニラ(余熱で火を入れる)をお味噌で和えたものをお豆腐に乗せてブロッコリースプラウトも乗せたら完成!

口中調味で、もうそれは白和えみたいになる

オバケのQ太郎が大きなお口にザーッとお皿から餃子を放り込み、お酢・お醤油・ラー油を流し込んでいたのを思い出す

違うか

フライパンで和えちゃう

”スーパー”ではないブロッコリースプラウト

普通のスプラウト

ずっと一緒に、とか、ずっとこのまま、とか、何だか口に出すのを躊躇う言葉もお豆腐には躊躇いなく囁やこう

『夏が終わってもずっとこのまま、一緒にいてね』

その個体はすぐ食べちゃうんですけれども。。。







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