見出し画像

運がいい人、なんていない

多くの人は、うまく進むことが続く時「運がいい」とか「あの人はノッている」と言った言葉を使います。ただ統計学的には運や不運は無い、とされています。連勝を始めたギャンブラーほど連勝が続くという現象について調べたところ、次のことがわかりました。

①多くの勝負師が2回続けて買った時点で、次は負けるのではないかと不安になっている。
②その不安のせいで連勝したギャンブラーはそれ以降負けにくい安全な賭け方をし始める。結果的に大きな負けを被る可能性が低くなり勝ちが続いているように見えやすい。
③一方で負けたギャンブラーは「負けた分を次で取り戻そう)という心理状態になり焦りとともにリスクの高い賭け方をし始める。その結果どんどん負けが込んで運がないように見えてしまう。

つまりギャンブルの勝ち負けは、運や不運の要素ではなく、目の前にある結果に対して、本人がどう判断し行動したかによって決まっていく、ということです。

人生も選択の連続。小さなものから大きなものまで考えると多くの選択肢があります。(1日約70回と言われる)
その一つ一つで、有望ではないルートを捨て、正しいと思う方を選び、かつ選んだ道も細かく軌道修正していくことが、一般的に「運がいい」と言われる状態になるために大事なことです。
それを運気や周期といった事象に責任を預け、自分の考えで軌道修正していく作業を手放してしまうと悪い方ばかりにいくのはあたりまえ。
運が悪い状態を自分で作り出している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?