マッチレビューという名のお気持ち表明【H・清水戦】

2020明治安田生命J1リーグ 第13節
川崎フロンターレ 5-0   清水エスパルス
21' 旗手怜央
51' レアンドロ ダミアン
74' 旗手怜央
85' 中村憲剛
87' 三笘薫

まず最初に言わせて欲しい

憲剛さんおかえりなさい!!!!!
この試合はこの一言に尽きる
では試合を振り返ろう

まずはスタメン
川崎は前回の神戸戦から8人入れ替えた。山根、ジェジエウ、脇坂、家長はお休み
また、レオをインサイドハーフのポジションに変更し、右WGには宮代が入った

対する清水は今季初出場の大久保択生がゴールを守る
前節負傷したヴァウドのポジションには岡崎慎が入った
あとは大体前節と変わらない様子

試合は全体を通して川崎ペース
特にマナブが積極的にゴール狙っていた。69分の交代まで6本のシュートを放ったものの得点はものにできなかった。でも動きはとても良かったし楽しそうにサッカーしてた。これからもゴールを狙う姿勢は崩さず頑張って欲しい

試合が動いたのは21分
清水のビルドアップにプレスをかけてボールを奪取
レオがペナルティーアークのあたりでシュート。これが相手DFにディフレクションしてキーパー反応仕切れずゴール
2試合連続ゴールのレオ。初ゴールの呪縛から解き放たれたかような躍動を見せるレオのゴールで先制をする。

その後は惜しいシーンが続くものの追加点が奪えず前半を折り返す。
前半終了間際の3本のCK、キッカーはジオゴ・マテウス。キック精度が正確で全て後少しでゴールだった。山根ばかりに注目が行きがちであるが、マテウスも違う特徴を持っていてもっと評価されてもいいと思う。

後半に入って更にギアを上げるフロンターレは51分、マナブが左サイドを駆け上がりシュート。弾かれたもののこぼれ球をノボリが拾って右でフリーになっていたダミアンにパス。そのまま落ち着いてゴールに流し込み追加点。
ゴールパフォーマンスはブラックパンサー。その日ブラックパンサーを演じた俳優のチャドウィック・ボーズマンさんの訃報を受けてのことだろうか。

その後危ないシーンが立て続けに起こるものの、安心安全のゴールセキュリティを誇る守護神・チョンソンリョンがスーパーセーブを見せる。

その活躍に奮起したのか74分、清水のスローインをカットした途中出場の三笘からダミアン→旗手へと繋ぎ、旗手がグラウンダーのミドルをゴール左下ポストすれすれのところに突き刺し3-0。
覚醒した旗手がこの日2ゴールを決め清水を突き放す。

その直後77分、全フロンターレサポーター待望の瞬間が訪れる
2019年11月2日以来、約10ヶ月ぶり
左ひざの大怪我を乗り越えた川崎のバンディエラ
背番号14・中村憲剛が等々力のピッチに帰ってきたのである

スタジアムから大きな拍手が贈られる
DAZN観戦の私、大怪我をした広島戦を現地で見ていた私、もう大号泣でございます

やはりバンディエラ、すぐさま見せ場を作る
投入されてファーストタッチがシュート。しかしコース入っていた小林悠に当たりゴールならず。試合後のインタビューで「小林がいなければ入ってた」とのこと。
更に79分にも惜しいシュートを放つなど、10ヶ月のブランクを感じさせない豪快なシュートで等々力を沸かせた

そして85分。やはりこの男は持っている
憲剛がプレッシングで相手DFのパスミスを誘う。GKが前に出ていたのを確認し、そのままキーパーの頭上を越える綺麗なループシュートを撃ってゴール。
DAZNのカメラも待ってましたかと言わんばかりに憲剛をアップ。
そして今季のゴールパフォーマンス「ゲッツ」を披露。綺麗にカメラからフェードアウト。ありがとうカメラマンさん。

何もかもが出来すぎている。長い治療・リハビリから復帰後初出場初ホームで、綺麗な放物線を描くループシュートでゴール。
しかもこの日「ゲッツ」の生みの親・元ネタであるダンディ坂野さんがゲストとして来場。本人の前でゲッツを披露したという。
何か不思議な力が働いているのではないかと疑ってしまうようなストーリーには流石としか言いようがない。
改めてお帰りなさい、憲剛さん

そんなこんなで浮かれてるうちに三笘くんがドリブル突破でゴールを決めた。
憲剛さんで話題持って行かれた感あるけど、DFに押し勝ち、キーパーの股下を射抜くシュートに天晴

そして試合は終了
気づけば5-0の大差で勝利!!

泣いた。叫んだ。近所迷惑とか気にせずに()
それほどバンディエラの帰還は待ち望んだものだった
しかし、本人も言っていたように、これがゴールではない
試合に出て、勝利に貢献することがスタートラインだと。
去年に比べて競争が激化する中、ポジションを奪い取るのは簡単なことではない。
それでも、等々力の空気をあそこまで変えられる選手はおそらく彼しかいない。
俺たちの14番、いつまでも川崎の象徴。これからも輝き続ける姿を楽しみにしている。

GO☆KENGO

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