干渉というエゴ
明らかに私が怒っているのに、気付いてない振りをして、いつも通りより少しだけイライラした振りで声をかけてくる。
きっと母親も弱い人間だ。
そこで下手にでて、私に何か言われるのが怖いんだろう。
だから「こっちだってイライラしてますよ」みたいな音で、私に話しかける。
いつもなら私が顔色を窺っていたけど、それが母親を甘やかしてた。
嫌なことをしても、強気に出ておけば私が申し訳ない顔をするのをわかってる。
そうじゃなくても、またいつも通りに戻ると思ってる。
でももう戻れないよきっと。
きっと私が、母親の元を離れると言ったら色々言ってくる。
「あなたのためを思ってる」そんな顔で。
でももうそれは単なる母親のエゴにしか見えない。
自分が良い母親でいるために、私を利用してるだけだ。
良い母親という資格を持つために、干渉しているだけだ。
「人のことを考えられる良い人間」でいるために、私みたいになんでも自分のせいにしてくれる人というのは便利なんだ。
それならもう私は良い人をやめる。
人が嫌な思いをしないようにすることをやめる。
私がそんな人間だったから、今までの職場でうまくいかなかったんだ。
私の気遣いに気がついていないのではなく、それを利用されてたんだ。
私が1人になると言えば、絶対母親は「心配している」というような言葉を、強気でかけてくるだろう。
でももうそんなことどうでも良くなった。
過去の私の失敗や、そういうものをたくさん掘り起こして、また私に罪悪感を与えて、私がお前の元を離れないように縛り付けておくように、私を罵倒するんだろうね。
でももういいんだ。
このままいても、どうせ気持ちは回復しないし、どん底の状態だから、それならいっそどん底の更に先まで落ちていきます。
縁を切ると言われたら、それはそれで仕方ないと思います。
辛いし、孤独になる不安もどうしようもなく襲ってくるけど、そうやって私がそこに存在すると、どちらにせよ先が見えない。
先が見えないなら、ただ進みたい方向に進むだけだ。
それがたとえ衝動的なものだったとしても、あとで後悔するとしても、もうすでに後悔はたくさんした。
後悔の一つ二つ増えようと、大丈夫。
どちらも暗い道なら、まだ行ってない、母親が示してない知らない道を歩きます。
その先にどんな落とし穴があろうと、もういいんだ。
どちらにしても辛いなら、一人で死んでいきます。
いや、死なないけど。
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