インスタ

インスタが分からない。年々分からない気持ちは強まるばかり。読み手が何故いいねをするのかも、投稿者が何を伝えたいのかも、全然分からない。大前提に、多分私はインスタが嫌いだ。インスタとは、友達の近況や生活を知る間接的な連絡手段。または、人間の承認欲求の溜まり場と解釈している。私が嫌いな理由は前者だ。インスタ嫌いを公言している私も、かつては中毒者だった。いいねを欲しがり、自分のセンスを世に発信し、賞賛を浴びる事が快感であった。若気の至りとでも言っておこう。だから、承認欲求を満たすという目的においては理解がある。けれども友達の近況を知りたいという点においては、どうも理解できない。それも、承認欲求暴発期間を終えてからというもの、めっきりインスタを見なくなった。そしてついこの間、インスタやらなくなったのって人に興味が無くなったの？心配になる。と友達に言われた。言われた当初は、あまり深く考えずに受け流していたが時間が経つにつれて、ムカムカムカムカと苛立ちが募った。まず、なぜインスタを見ない事で人に興味が無くなったという点に結びつくのか。そして、心配ならばより直接的な電話やラインで、連絡をくれればいい話ではないか。一方的にこちらが悪者みたいな言い回しで非常に腹が立つ。インスタを介さなければ人との関係性を測れない胡散臭いこの時代が、何とも面倒くさい。逐一報告される知り合いの食事記録。どうでもいい。カップルの記念日。どうでもいい。大して可愛くもない女子のプリクラ。。どうでもいい！

こんな事をつらつら書いていると、インスタやめればいいのに。と言われそうだ。

何故私がやめないのか。それは、私の承認欲求暴発の期間が、またいつか来るかもしれないという予感からだろうか。