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モンゴルで海外ソーシャルワークパイロット実習を行いました

社会福祉学科教員の小高真美です。

社会福祉学科では、毎年、海外ソーシャルワーク実習を行っています。

その新たなプログラム作りのため、パイロット実習(飛行機の操縦士になるための実習ではなくて、本学科でそれまで実習を行ったことがない国において、実習ができそうかどうかを確認するために、お試しで実施する実習のことで、単位認定されない実習)を行うことがあります。

今年度は6月9日から6月13日に、モンゴルにて海外ソーシャルワークパイロット実習を実施いたしました。

今回は2年生5名、3年生7名の計13名の社会福祉学科の学生が参加しました。

実習では国立モンゴル教育大学教育学部社会福祉学科でモンゴルの歴史や文化、ソーシャルワークや社会問題について講義を受けたり、現地でソーシャルワークを学ぶ学生と交流したり、ソーシャルワーカーが活躍する機関の視察を行ったり、ゲル(モンゴルの遊牧民が使用する伝統的な移動式住居のこと)に宿泊したりと様々な体験を通じて、モンゴルの文化や歴史に触れるとともに、モンゴルにおけるソーシャルワークについて理解を深めたりしました。

国立障害児リハビリテーションセンターの訪問
高齢者・障がい者入所施設の訪問(引率教員の渡辺裕一と通訳のテグシューさん)
郊外の学校訪問

以下、参加学生からの感想をご紹介します。

★モンゴル実習を通して良かったと感じることは、大学に訪問して、モンゴルの大学生と交流を持てたことです。また、海外の福祉施設を直接目で見て見学できたことです。

★モンゴル実習を通して良かったことは、モンゴルのソーシャルワークについて学ぶことができ、実際の施設を訪問したことです。モンゴルの学生と交流をしたり、ラクダに乗ったりゲルに泊まったりなどモンゴルならではの体験をすることができました。

★モンゴル実習を通してよかったことは、海外での社会福祉を日本と比較しながら学ぶことができたことです。モンゴルで行われている福祉は日本ではどのように実施されているのかなど、モンゴルの福祉施設を学んだことをきっかけに、日本の福祉施設にも訪れてみたい、と自分の興味を「広げる」「深める」ことができました。

★モンゴルパイロット実習を通して、遊牧民への福祉支援の提供方法や、障害児リハビリテーション施設・高齢者施設における現状を知り、日本の福祉支援体制との違いから課題点を検討し、両国の理解を深めることができた。また、モンゴル特有の文化・現地学生との交流により、コミュニケーション力や多様な価値観を尊重する力を高めることができた。

★モンゴル実習を通して印象的だった事はモンゴルの学生と交流したことだ。ディスカッションを行う中で様々な価値観を知ることが出来た。また、モンゴルならではの社会福祉の問題や施設を学ぶことが出来たりゲルやラクダにのったり貴重な経験をすることが出来た。

★モンゴル実習でモンゴルの子どもが夏休みに通う学校、病院、障害者や高齢者施設の見学をすることができた。そしてモンゴルでソーシャルワーカーを目指す同年代の学生と交流することができた。遊牧民に福祉を届ける方法などモンゴルならではのソーシャルワークを学んだ。ソーシャルワークについてだけでなく、モンゴルの自然を感じゲルに泊まったり羊肉を食べたり、ラクダに乗るなどのモンゴルを満喫することができ有意義な旅だった。

★モンゴル実習を通して、モンゴルでのソーシャルワークの行われ方や日本との違い、モンゴルの文化についてなど多くのことを学ぶことができた。また、現地の大学生と交流することで、お互いについて理解し、学んでいることについても深め合う貴重な時間となった。

★モンゴル実習を通して、現地の社会福祉と日本の社会福祉の違いについて学ぶことができたのはもちろん、自分の学びの価値観が大きく変わったように感じる。これまで大学の講義での学びを中心としていたが、実際に海外へ行き、現地での交流や経験を通して、多様な価値観や現地の学生の意見や将来の目標について知ることができ、自分の感性を磨くことができたように感じる。非常に貴重な経験をすることが出来た。

★モンゴル実習を通して良かったことは、障害児リハビリテーション施設や高齢者施設、小学校見学などを通しモンゴルのソーシャルワークについて学び、日本の社会福祉と比較することができ、学びが深まったことだ。また、モンゴルの学生と交流したことで国境を超えたつながりを持つことができ、自分の中でとても良い経験となった。

★国立障害児リハビリテーションセンターや高齢者施設などの施設を訪れ、現場の状況やその場所で働く人々の声を直接聞くことができて良かったです。また、モンゴルの学生と言語や文化の壁を越えて交流することができ、とても貴重な経験になりました。

★学びになったこと:モンゴルのリハビリテーションセンター、高齢者施設、学校に訪問し、どのようなソーシャルワークが行われているのか実際に見て、お話を聞くことができとても学びになった。日本と違うところももちろんあり、課題点も多く見られた。しかしこれから新しい施設が立ち受け入れる人数を増やすという施設が多くあった。このことからモンゴルのソーシャルワークの今後についてとても気になったし調べたいことが増えた。良かったこと:モンゴルの学生と交流を通して仲良くなれたこと。学生に関わらず、モンゴルで出会った人がみんな優しくてモンゴルが好きになった。

★モンゴル実習に行って学びになったこと、良かった点は、実際にモンゴルの文化に触れ、様々なことを体験できたことです。現地の生徒と交流できたことや珍しいものを食べることができたこと、どのような施設なのか知ることができたことが良かったです。

モンゴルでソーシャルワークを学ぶ学生さんとの交流

非常に短い期間ではありましたが、海外実習でしか体験できない学びと新たな出会いを通じて、参加学生の皆さんはひとまわり成長できたのではないでしょうか。

今後、国立モンゴル教育大学教育学部(社会福祉学科を含む)と武蔵野大学人間科学部(人間科学科と社会福祉学科の2つの学科がある)はMOU(Memorandum of Understanding:基本合意書)を締結して、更にお互いの交流を深めていく予定です。

なお、モンゴルにおける海外ソーシャルワーク実習(パイロット実習ではなく単位認定される本実習)は2025年9月を予定しております。また、今年度2月には、韓国(ソウル)での海外ソーシャルワーク実習も実施予定です。Note記事でレポートしますので、お楽しみに!

ラクダにも乗れました!

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