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「寿町炊き出し」ボランティアに行ってきました(小俣ゼミ活動報告)

こんにちは。社会福祉学科教員、小俣智子です。

前期のゼミ活動として、横浜寿町の炊き出しボランティアに小俣ゼミ11人と参加してきました。1993年横浜市寿地区で始まった炊き出しは、元日雇い労働者の方たちが多く住まう簡易宿泊所がある一角で、毎週金曜日に行われています。

この日は生活保護の支給日前ということもあり、500食以上がふるまわれました。なるべく暖かい状態で食べてもらおうと配食の時間や渡す手順などの配慮、髪の毛やゴミなど入らないよう全員ゴム手袋やキャップを着用するなど衛生面にも最新の注意を払っていました。

ボランティアとして野菜を洗ったり切ったりと食材の準備をお手伝いし、約1時間の休憩後、配食・食器回収、食器洗浄など各役割毎に仕事に専念しました。休憩時には40年以上運営を切り盛りしている近藤さんから、寿町が今の状況になった歴史的経緯や活動について貴重なお話をしていただきました。近藤さんのお話しでは、コロナの影響により炊き出しを実施するボランティアがかなり減ったとのことでした。コロナ禍を除き毎年学生とともにお世話になっていますが、炊き出しに訪れる方の高齢化の一方女性や若年化等の変化も見られ、今の社会状況を垣間見た思いでした。

みんなで炊き出し準備をしています

参加した学生たちも運営スタッフさんとのやり取りや他大学のボランティアに来た学生さん、他のボランティアさんとの交流ができ、訪れる方たちを一番に考え細部まで配慮が行き届いた運営から多くのことを学び取ったようです。

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