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3年間の成績の推移と気づき

よく「(塾時代は)偏差値どのくらいだった?」という質問を受けます。つまり「どのくらいの偏差値あれば、慶應に行けるのかしら」という目安が知りたいのだと思います。なので、ここで3年間の推移を出してみました。

3年と少し在籍していた塾での成績(偏差値)の推移をご参考までに共有します。
注1) サピ以外の大手塾のものです。
注2) 塾によって偏差値の平均値が異なります。あくまでご参考までに。娘の偏差値より高いお子さんでも不合格だったケースもあるだろうし、娘の偏差値より低くても合格したお子さんもいると思います

慶應系列の中でもSFCはコンテンツ勝負だと思っています(面談で話せるものがあるかどうか)。ただし、一次試験を合格しないと二次試験(=面接)に進めないので、一次を通過する上でこれくらいあれば合格しました、ということでご参照ください。因みに娘は最終的には、以下の結果でした。

栄東⇒〇(東大選抜クラス)
浦和明けの星⇒〇
女子学院⇒×
慶應中等部(一次)⇒〇
慶應SFC(一次)⇒〇
三田国際(MTS)⇒〇

繰り返しになりますが、共有しているのはあくまで我が娘の3年間の偏差値の推移です。これが基準や平均ではありませんのでご承知おきください。

このブログを書くにあたってきちんと把握すべきと思い、3年強の模試の偏差値を全て入力しました(「今さら」感が強いですが…)。通い始めたのは小3の11月でしたが、4科目のテストは小3(新小4)の3月からだったので、そこからの組分けテストと志望校判定テスト、合不合判定テストの偏差値をトラックしてみました。
※全国統一小学生テストと塾のJG模試、サピックスオープンの学校別(SFC)模試は、定点観測できるものではないので、偏差値は一覧に記入しましたが、グラフ作成時には一旦外しました。

こうして見ると、3年と少しで29回もの模試を受けていました。(全統、JG模試,サピOP模試を含めると全部で40回。)

気づきと反省点

エクセルで入力していく中で、気づいたことがいくつかありました。まず国語、算数の乱高下の酷いこと。逆に理社がいいと思っていましたが正確には理科がずば抜けてよく(上の上)、社会は上の中といった感じでした。思い込みはよくないですね。娘が現役の時に(小6の頭くらいに)これをきちんと把握しておけば、もう少し早い段階で算数に時間を割かせることが出来たなぁ、と反省。

組分けテストで、警告を受けながらも隔回でクリアしながらほぼ3年間最上位クラスにいたのでスルーしていたのですが、上位クラスに残留できたのは、全て理社(高偏差値)のおかげでした。附属が第一志望であったなら、国算(特に算数)にもう少し力を入れるべきだったと今、このグラフを見ながら冷や汗をかいています。あまりにも放置しすぎていました。

経験者のアドバイスとしては、お子さんの偏差値の推移をグラフにしてみることです(現役の時に!)。グラフにしないまでもエクセルで入力して一覧にして1年間、2年間のトレンドを見るだけでもお子さんが力を入れるべき科目(或いは単元)が見えて来るので、そこは親御さんが洗い出して強化する策を講じることがよいかと思います。この辺はテクニカルな話なので、塾の先生などにも相談されながら行うとよいかと思います。

殆どの付属校は、理社の配点は国算の半分程度です。とはいえ、理社で差がつくので、理社も蔑ろにはできませんが、それでもやはり志望校の国算の傾向と対策は盤石に行うべく、まずは自分のお子さんのデータを分析し、本番から逆算して弱い部分を強化することをサポートしてあげてください。

娘の言い分

ここから書くことは、娘の言い分です。私が2年経って、全ての模試の偏差値のトラックをとって正確に偏差値の推移を把握したことや算数等の強化を早めるべきだった等の話をしたらば、「いやいや、そこまでコントロールされたら、私、発狂してたよ、マジで。ただでさえ苦しい苦しい受験勉強だよ。来る日も来る日も何時間も勉強ばっかしててさ(特に小6夏以降)。そんな時、自分が好きな教科、好きな単元をやると、「楽しい」と感じでまた大変な(他の)勉強に戻れるんだよー。なので、私はお母さんやお父さんが細かくチェック入れられなくてよかったと思ってる。放置してくれてありがとう❤」と宣いました。

前述の親の言い分と矛盾しますが、本人の弁も入れてくれ、とリクエストを受けたので敢えて書き留めておきます。まぁ、これを読んでも親としては、やっぱりもう少し(あと少しでも)何かやるべきだったと思いますが、それでも最後戦うのは本人なので、我が家のケースは、結果これでよかったのか、と。

次回は、娘が実践していた勉強法についてお話したいと思います。

【本ブログの読み方のコツ】
このブログは、時系列に書いていこうと思います(年長~中学の順で)。ただ、ブログをお読みいただいている時点で、お子さん(お嬢さん)が小3より上の学年の場合は、入塾後のあたりから読み進んでください。ちょっとしたTIPSを示すことはできますし、個別にお話をお聞きすることも出来ます。

もし、お子さんが小3或いはそれより下の学年の場合は、よろしければ最初からご一読下さい。全く同じケースである必要はないものの、もしお子さんが「何かにハマっている」なら、それを最大限に活用して中学受験に臨まれることをお勧めします。


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