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よくいろんな方から「どういう勉強法を実践してたの?」「何かヒミツの勉強法とかあるの?」と聞かれますが、それに対しては「復習が一番大事。授業でも、テストでもなんでも間違えた問題を復習するの。知識は反復でしか定着しないので、理解する、出来るまでひたすら復習、反復をするの(させるの)」と答えていました。

Q)「ちゃんと復習さえしていれば成績は伸びる?」

A)  はい、伸びます。

ちゃんとコツコツ、全ての学習に関して復習していれば、自分が何が分かっていないのか浮かび上がって来ます。例えば、理科なら「生物は分かるけど、天体はなんだか靄がかかったように分からないな」とか必ず出てきます。そうしたら、そこの単元を復習し、さらに復習しても分からないことがあれば、先生に聞きに行くのです。よくざっくりと「ウチの子、理科が苦手で」とか話す方がいらっしゃいますが、あれはお子さん(本人)も親御さんも、理科の何が苦手なのか分かっていないことを話しているに過ぎません。何が分からないのかをあぶり出すためにも、復習と反復は大事なのです。

我が家は、小5からは勉強を親が見ませんでした。理由は、面談時に先生から「こちらが教える解法で時間内に解くことを身につけさせたいので(特に算数)、お父様、お母様が勉強を教えることはなさらないで下さい。」と言われたから。ま、私(母親)に関しては、最初から勉強を教えるなんてことはしておりませんでしたが、そのように先生に言われてからは何をしたかというと、小テストや組分けテストで間違っている箇所や単元を洗い出し、そこが分かっていない、さらにその箇所が正答率が高い場合はかなり深刻に「これはマズいぞ」と耳元で囁いていました。これは効果覿面でした。

ただ、通塾初期段階の小4くらいの時は、自分が何が分からないかが分からない時期なので、それくらいの時は、勉強を教えるというより、どこが分かっていないかをあぶり出してあげる作業を一緒にするのは一つだと思います。それは小4一人では決して出来ることはでないので。

こうしたことを地道に全科目(特に、算数、理科、社会)きちんと続けていれば、間違いなく上位クラスには位置すると思います。時に算数の計算ミスやら、ひらめきが必要な問題が多い回のテストでは、上手くいかないこともありますが、「分からないことを残さない」限りは、これで大体クリアできます。特に付属校の問題は、そう難しい問題は出題されないので、これでまるっとOKなはず。

ただし。御三家、渋渋、豊島岡あたりのクラスになると、どうしても持っているものや、算数脳の有無で左右されるものが出て来るので、地道にコツコツ復習、反復だけでクリアできるものでもありません。その辺は、その分野のエキスパートが大勢いらっしゃいますので、そちらにお任せして(このブログは娘を慶應に入れるための道場なので)、あくまで早慶を筆頭とした私立付属校に関しては、基本のキは「復習と反復」とお考えいただければと思います。

何度も繰り返しますが、間違い→直し→また間違い→また直し、といったことを繰り返し行うことが大事。成績アップに近道はありません!全ては「継続は力なり」なのです。

ヒミツの勉強法なんてありませんことよ。

【本ブログの読み方のコツ】
このブログは、時系列に書いていこうと思います(年長~中学の順で)。ただ、ブログをお読みいただいている時点で、お子さん(お嬢さん)が小3より上の学年の場合は、入塾後のあたりから読み進んでください。ちょっとしたTIPSを示すことはできますし、個別にお話をお聞きすることも出来ます。

もし、お子さんが小3或いはそれより下の学年の場合は、よろしければ最初からご一読下さい。全く同じケースである必要はないものの、もしお子さんが「何かにハマっている」なら、それを最大限に活用して中学受験に臨まれることをお勧めします。

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