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めひかりのにぎり 

先日、築地魚河岸で福島漁連の試食会をお手伝いさせていただきました。
「常磐もの」のおいしさをPRするために、たぶんだいたい5年前ぐらいから漁連さんが実施している試食会で、今回で12回目の開催。私も数年前からスタッフとして参加させていただいています。

当事者として福島の漁業のために私にできることは何でもやりたい、と思ってきた私の自己満足を実現してくれる数少ない機会。いつもあたたかく仲間に入れてくださる漁連の皆さん、本当にありがとうございます。

この試食会は、築地場外市場にある築地魚河岸のキッチンスペースで、築地関係者・観光客の方に季節の常磐ものをふるまう。
そして試食をしていただいた方には、アンケートにご回答いただき、今の福島県の水産業や水産物に対する印象や認知度をお聞きする。
毎回約1000食。あっという間に完売になる。

何と言っても、試食に出している水産物がマジでおいしいので、皆笑顔で「おいしいです」「応援してます!」と声をかけてくださいます。
安心・安全のその先の感動を届けられているのは、これまでの関係者の積み上げの成果だ、きっと。
今回の試食はめひかりの唐揚げ、カツオの刺身、メヒカリのにぎりと、常磐もの定番三拍子。

試食で出しためひかりの唐揚げ、カツオの刺身、メヒカリのにぎり

魚嫌いな私ですが、さすがにこれはおいしい。特にメヒカリのにぎりは、甘みととろける食感がたまらん。
うちはメヒカリは獲ってないので、だいたい食卓に上るのは唐揚げか干物か。地元でも生なんてめったに食べられません。
今回のメヒカリは、漁連さんが加工場でワンフローズンでフィレーに加工したもの。新鮮なまま冷凍保存されたもなので、本当に獲れたてのようなおいしさでした。

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全漁連広報時代に、福島漁連さんにインタビューをしたことがありました。
震災後、漁師に浜に出てもらうために、なりわいが途切れないように、混乱した中でもとにかく浜を動かそうと、漁連の皆さんが奔走していたことを知りました。
漁業者は漁業者で自分たちの生活や経営を立て直すのに必死だったけど、立て直しに集中できる環境を、漁連さんや漁協さんが整えてくれていたんだ、、、とハッとしたのを覚えています。

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私自身も、地に足のついたアクションを。


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