2023年春公演キャスト・スタッフブログ①

 新入生からのスタートということで去年の冬入部しました、ラマおです。今回の公演では夫役を務めさせていただきます、よろしくお願いします。今回のブログではテーマ〈あなたにとっての恋愛・結婚とは?〉について取り上げていきます。

 僕の中では結婚のほうはシンプルな結論が出てるんですが、婚礼という一つの契約関係で充分説明がつくんじゃないかってところですね。でも多分昔に遡っていくときにそのままの意味が通用するかと言われるとちょっと疑問ですけどね。共同婚の時代には契約意識すら希薄だっただろうのでね。少なくとも現代においては戸籍上の一制度でしかないと思います。

それはともかく恋愛、これが分からない。第一こういう抽象的な概念はその大きな毛糸玉を紐解く切っ先がどこかにあるはずなんです。がそれもわからない。捉えられない物をとやかく言えないのです。もはや僕にとって無縁の関係なんじゃないかとまで思います。でも思い返してみれば恋愛といえることも一度くらいあったような気がします。いや、もっとずっとたくさんあった気までしてきました。というか思い返したくない記憶しかないあまりに蓋をしてたような気もします。もはや憧れみたいな夢だったと思います。憧れのように理由なくそうしたかった、としか言いようのない行動を起こさせる見えない価値でありなにか強いもの、時に何かを破壊しながら進む大きな金属の回転体です。

ところで恋愛と愛って名前こそ似てるけども前者はもっと性愛的な、後者は宗教的な、隣人愛的なものだと考えてます。というより恋と合わさった愛を恋愛としてるような気がします。ただの愛になにか突き動かされるような力はあまり感じないような気がしているので、するとその力の本当のところは恋の部分にあるはずなんです。

 「紙風船」ではそのような恋愛、はないとも言えます。というより過去の恋愛を見つめることで結婚生活を支える、そんな風です。一方の「ペーパーバルーン」では恋愛真っ只中な様子です。

 友情と恋愛はよく似ていてどちらも人を引き合わせるある種の力学でしかなく、何も神聖で特別なものではないと思います。でも僕は同性愛者じゃないので区別が必要です。強いて分けるとするのなら僕は、友達には傘はあげません。濡れて帰れと言います。まぁでもそんなに大差はないんでしょう。

 まとまりのない文章しか書けない自分の限界を知るのが悔しいですが、まぁこういう人も居るんだくらいに思ってくれたら満足です。

劇団娘の予感2023春公演
『紙風船/ペーパー・バルーン』

【会場】
東京工業大学 Taki Plaza 地下2階

【日時】
4月
21日(金) (A)18:30~ 
22日(土) (B)13:00~/(A)17:30~
23日(日) (B)13:00~/(A)17:30~

【料金】
無料(フリーカンパ制)

ご予約はこちらから👇
https://ticket.corich.jp/apply/242084

【あらすじ】
大正時代の若夫婦の或る一日を描いた岸田國士の名作『紙風船』と、現代の高校生カップルのある一日を描いた創作『ペーパー・バルーン』。沈黙と饒舌、重さと軽さ。男女の関係は100年を隔てて変容する……

【脚本】
岸田國士(『紙風船』)
中川倫太郎(『ペーパー・バルーン』)

【演出】
中川倫太郎

【出演】
夫 (A)三浦滉平 (B)ラマさん(Wキャスト)
妻 玲音
軍服の男 さかな
男 天聖
女 松原すみれ

【スタッフ】
舞台監督 中川倫太郎
舞台監督補佐 タコ
演出助手 銅
舞台美術 タコ, さかな, 三浦滉平, 天聖, 玲音, ラマさん, 中川倫太郎
音響 天野雨
照明 銅
宣伝美術 吉川, 松原すみれ, 中川倫太郎
制作 吉川, 中川倫太郎
衣装 中川倫太郎

【詳細】
https://stage.corich.jp/stage/242084

【お問い合わせ】

musumenoyokan@gmail.com
(22B斎藤久文)

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