頭の中で蝶が飛ぶ

ここ最近はデジモンをずっと観ていた。
初代デジモンのアニメは1999年に放送されていたため、もう20年も前のアニメになる。子どもの頃好きでお弁当箱とかデジモンだった。思い出深いアニメの1つだ。

そんなデジモンがNetflixで配信されていたので一気見を敢行。50話越えのアニメを見るのは時間がかかったが、複雑な話ではないので流しっぱなしでも観ていられた。

子どもの頃にはあまり気にならなかったこと

20年ぶりに観て、当時は気づかなかった、気にならなかったことがいくつかあった。10歳にもならない子どもはウォーグレイモンかっこいい!くらいしか思わなかった。ちなみにウォーグレイモンは今でも好き。

まずは選ばれし子どもたちが色々家庭のことで悩みを抱えている点だ。ヤマトとタケルは幼い頃に両親が離婚している。また光子郎は養子で両親と血の繋がりがない。本当の両親は交通事故で亡くなっており、光子郎は本当の両親の友人(現両親)に引き取られたという。大きなところはこの3人だ。他にも丈や空など細々と悩みが抱えている。
子ども向けのアニメでよくこんな込み入った設定をしたな、と。

個人的に丈みたいな研修医になるレベルの優秀な兄を持って、自分もそうなりたいと勉強をしまくるというのもハードだと思う。昔、優秀な姉と比較されていた自分に若干重なった。きょうだいって親は比較していないと言っても比較されているんだろうなぁって思ってコンプレックス抱えるものです。


次に結構なキャラが死ぬ点だ。出会って仲良くなったデジモンや、助けてくれたデジモンが敵に殺されていく。血など出ずチリになっていく方式なのでグロくは無いが確実に消えていってしまう。その度に選ばれし子どもたちの背負うものが大きくなっていく。それに潰されないくらい彼ら彼女らは成長していくのだが、小学生の割に随分重いもの背負っているな…。小学生はランドセルくらいの重さで良いのに…。
世界の命運とかも重みなんだろうけど、身近な人が命を賭して守ってくれた事実の方がリアルな重みになると思うんだ。色々な人の思いをそれぞれが抱えているからこそ、仲間内で意見がぶつかることもある。

20年後に観ても面白かった

思い出補正もあるのだろうが、とても面白かった。
選ばれし子供たちの精神的な成長が約50話をかけてたっぷりと描かれている。親みたいな目線で楽しめる。
またデジモンも相変わらずカッコよくて究極体に初めて進化するときは今でもテンションが上がった。ウォーグレイモンかっこいい。

ちなみに子どもたちが高校生になってからを描いたデジモンtriという映画シリーズもある。そちらは少し大人になって様々なことを見て、考えるようになった子どもたちが観られる。話は少しうーん…って感じだったけれどアフターストーリーの二次創作ものとして割り切れば十分な出来である。


最後に…。
5日間くらいずっと主題歌のButter-Flyを聴いていた。好きな曲であるが流石に食傷気味になった。

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