多幸感を得るには肉。

流行り病の影響で外食しちゃダメーって言われていたのが、今日から解禁され換気最強の焼肉屋に行ってみた。本当焼肉屋って目の前に換気するやつあるし炭火とか鉄板とかの熱気で人と人の距離が出るし、トングが1人ひとつとか標準だしこのご時世の外食だと最強だと思っている。医学的観点とか知らないで勝手に最強だと思っているだけなので気にしないでください。改めなくても良いです。

肉を焼いて食べるだけなのにどうしてこう多幸感に包まれるのだろうか。

焼く前の鮮やかな肉の赤色からすでに食欲をそそられる。闘牛の赤い布に興奮しているのは実は人間の方であるという話を聞いたことがある。それと同じか。我々は肉の赤に興奮を覚えているのだ。丁寧にトングで取り、チリチリと炭火が熱する網の上に置く。たちまちじゅわぁぁと音がする。肉は耳からも我々を魅了する。
次は香りだ。すぐに肉の焼ける良い香りが鼻腔をくすぐる。ここまで感覚を刺激しつつまだ食べられない。焦ったい。焼肉は焦らし上手なのだ。今すぐ食べたい我々の前にあられのない姿で現れ、すぐにかぶりつきたい衝動を駆り立てさせるが「待て待て、まだ待ちなさい」と言いさらに良い音と香りで誘惑をする…。なんて罪な存在だ、焼肉。
焼き上がった肉を口に運ぶ。ついに舌で愉しむ時が来たのだ。口に入れた瞬間に広がる肉汁、程よい油っぽさ。これがたまらない。そう思っていると直ぐに肉は消えてしまった。どうやら今日のお肉はいいお肉らしい。

「焼いた肉を食べる」という字面にすれば単純な料理。だがこんなにも多幸感に包まれる。焼肉最強。
ちなみに私は食が細いので焼肉に行くと野菜とかご飯は極力食べない。全てのリソースを焼肉に割くのだ。バランスの良い食事は別日にやれば良い。

今日他のことについて書こうとしていたが、焼肉の素晴らしさを書いていたら700字をオーバーしたので終わりにします。

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