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全国一之宮神社 書の御奉納巡拝【祈りの書プロジェクト〜むすひ〜】日本最古の神社石上神宮にて御奉納

こんにちは
書道家の信貴黎香です

令和3年3月3日
全国一之宮神社にて
書の御奉納巡拝をしていくにあたり
はじまりの宣言をしに
日本最古の神社のひとつ
奈良の天理に鎮座まします石上神宮にて
書の御奉納をさせていただきました

御祭神である「布都御魂大神」と記された
大鳥居をくぐると
凛とした澄んだ空気が漂います

布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)は
古事記の国譲り神話にて
建御雷神(たけみかづちのかみ)が
お持ちになり国を平定され

また神武天皇が
無事大和に向かうのを助けた神剣
「韴霊(ふつのみたま)」に
宿られる御霊威です

手水舎に向かう参道には
放し飼いにされている鶏が
声高く鳴いています

なぜ鶏がいるのかといいますのは
古事記の天岩戸神話からです

須佐之男命にお怒りになった天照大御神様が
天岩戸にお隠れになります
お困りになった八百万の神々が
どうやったら天照大御神様が出てきてくれるか

先ずはじめにお試しになったのが
太陽の神様を呼ぶ力があると言われている
鶏の鳴き声を聞かせることでした

このことから
太陽を呼ぶ鶏は神の使いとして
神社では大切にされています

こんな古事記、日本神話に
所縁ある石上神宮にて
御奉納をさせていただけ感謝申し上げます

御奉納致しました書には
「霊ノ元津国和合」
と書かせていただきました

神様がはじめに霊魂を入れてくださった所を「霊の元つ国(ひのもとつくに)」
と言います

霊魂の元である神様の分け御霊を
はじめに入れた国ということで
「霊(ひ)」が「日」
「元」が「本」になり
「日本」となりました

そんな意味を持つ日本から
和合の波紋が広がっていきますように
という祈りを込めてしたためました

この祈りが届きまして
平らけく安らけき世になりますように

最後に
わたくしの願いに対して
お力添えを下さいました
石上神宮のみなと様におかれましては
感謝のしようもございません

みなと様から繋いでいただきましたご縁を
大切に紡いでいき
百八社御奉納できましたと
達成のご報告ができるよう努めて参ります
本当にありがとうございます

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました

書道家
信貴黎香

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