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オンライン始めました

どうも、ムスビノです。今回は高橋が担当しています。

2020年4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、安倍総理大臣は東京など7都府県を対象に法律に基づく「緊急事態宣言」を行うことを発表しました。仕事を休むわけではなく、あくまでリモート推奨の状況下において、今回はリモートワークを余儀なくされたPRパーソンが外部(メディア・社内・クライアント)とメディアコミュニケーションをどうとってるか?あくまで私の場合をまとめてみました。このnoteを読んで、こうした方が良いよとか、うちはこうしてるよとか、メディア側からみたご意見などいただけるとありがたいです。

・不安だったメディアキャラバン

4月に入ってすぐに始めたのは、オンラインのメディアキャラバンです。外部とのコミュニケーションをどうとっていくべきなのか、他のPRパーソンはどうしているのか、、、不安がいっぱいだったので、まずはムスビノメンバーに相談しました。そこで、メディアキャラバンをオンラインでやってみようという話になりました。

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3月下旬〜4月上旬にかけてメディアのみなさんの状況を聞いて、改めてどんな情報提供方法がベストなのか、いまどんな情報が必要されているのかを整理するところから始めました。最近記者さんからは忙しくなった!!という声が多く聞きますが、以下は当時メディアの方から出たのはコメントです。5月に入りだいぶ状況は変化していると思いますがご参考まで。

・コロナに関わるニュース以外はあまり読まれない
・今までお付き合いのあった広報からは変わらずリリースや情報提供の連絡があるが、新規の売り込みが減っている                
・コロナに関連した調査リリース/キャンペーンのリリースが増えている・
・オンラインセミナーが増えていて、参加しやすい反面離脱もしやすい&記事にしないケースも
・・etc

いまはPR times Magazine「新型コロナウイルス、メディア側の動向は? #メディア関係者アンケート <前編>」「新型コロナウイルス影響下、メディアが求める情報は? #メディア関係者アンケート <後編>」や日経クロストレンド「風雲!広報の日常と非日常 第46回 初開催のオンライン発表会 参加者が絶賛した工夫を公開」など、詳しい記事も出ているので、気になる方はご覧いただくといいかもしれません。

・初めてのH2H取材

会議室に集まり拠点(遠隔地)をつなぐオンライン取材というのは、いままでも何度かありましたが、今はコロナの影響で「ユーザー企業」「ベンダー(マーケと営業)」「広報PR」「メディア」を全て別々の拠点で結んだ取材をせざる得ない状況です。

結果的に心配していたよりはスムーズにできたかな?H2Hで行うオンライン取材自体が珍しい状況だったこともあり、みんな楽しんでやっていた。というのが印象的な取材となりました。自分用のメモとして、書き残しておきたいと思います。

オフラインの取材と決定的に違うのは「場の雰囲気作りが難しい」ってことだと思います。全員初対面なんてこともありますから、雑談をしようにも、人数多いと会話に時差が出てしまうので、なんか思ってた感じにならないし、、、。当日事前打ち合わせしつつ「場を温めておく」ことは必要かなと。あくまで別日じゃなくて取材直前が良いと思います。それと、基本的には取材前後のフォローアップを毎回Facebookのメッセンジャーで行っているのですが、今のところ不便さを感じたことはなく、けっこう快適にできています。何か予めツールを決めてメディアの方と取材対応者を含めたグループを作っておくとスムーズかなと思います。

取材中は、なるべく一方的に話を進めてしまわないよう記者さんの表情をみつつ、社長が話していようが部長が話していようが、「いまのご理解いただけましたか??」「ここはこういう意味なんですよ」など、わずかな間でカットインして入る勇気が必要だなと。オフラインで取材してもらうより、遥かに「事前の準備」「場の空気・人の表情を読む」のが重要な気がしています。

余談ですが、オンラインで説明資料を観ながらだと記者的にはメモがとりにくいという話をよく耳にします。それに比べて、わたしは他の人が説明している時はPCが操作しやすいというのもあって、ここ1ヶ月くらいでめちゃくちゃ丁寧に議事録をとるようになりました。今まではポイントを箇条書きで残す程度でしたが、いまはおそらく一言一句といってもいいくらい議事録を取って、その後はみんなに共有しています。

・まとめ

メディアキャラバンは今までもずっとやってきたことではありますが、環境が変わったことで、みんながみんな最適な方法を模索している最中だと感じます。広報は横のつながりが強い業界ではありますが、所詮はみんなライバルという認識も強いようにも見受けられます。お互いにメディアを紹介し合う広報仲間もあれば、一方的に紹介だけしてもらって自分からはしない人も。中には、わたしが紹介したんだから、今後もわたしを介して連絡するようにしてね、という人もいるかもしれない。PR会社になるともっと露骨で、おいそれとメディアのリレーションを渡すことはありません。でも、「メディアリレーション≒記者をいっぱい知っている」だけじゃ生き残れないのだから、個人的にはもっともっとオープンになって、人脈というリレーションだけに頼らない広報PRの姿へとアップデートできたらいいなぁ。この課題は、いままでのPR活動において子供を産んで子育てが始まった時につくづく根深いと感じたので、また別の機会にnoteで書いてみたいと思います。

今回のことで、「新しい広報PRの姿」が一体どんなモノなのか、自分が果たしてその一員になれるのかまだ見えてきませんが、少なくてもいまだに私たちをモヤモヤさせる広報課題の一つ「広報=安く使える広告宣伝」みたいなことがない世界に一歩前進したいと思います。





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