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ことばの定義録

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定義録 言葉の蓄積
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虚ろ

存在のイメージと言葉(規則)がずれた差で起きる。イメージと言語が離れすぎるとその人の存在(世界)が砕け、圧倒されてしまう。イメージは存在が生まれた当初に決まり、自らの道を流れる。言葉もそれに寄り添い共に過ごす。

他者の強制により、イメージと言葉は砕けやすくなる。
#詩 #定義録 #スピノザ

意味

思い出すもの。遅れてくるもの。おくりもの。
#詩 #定義録

夏の木は、寝ている。夢を見て葉をつける。日差しから生きるちからを得て、冬目覚める時に備えている。

詩情

万物の源。イメージと言葉の調和をはかる。別のイメージと言葉に自由に移動し、そのものの軌道に乗ることができる。人の心。自我より高次の我。他のものの軌道から元に戻るとき心はより他のものとつながり、理解する。

言葉

万物の源。そのものの規則。イメージとともに生まれる。人は同時にはどちらか一方しか認識できないが、思い出すことによって認識できる。自由な言葉と強制の言葉がある。

イメージ

原風景。遠い昔の記憶。普遍の中の風景。万物の源。言葉と同時に生まれる。詩を読んだ時に思い浮かべる情景。集合無意識。

世界

イメージと言葉が抱き合ってその周りを詩情がゆったりと流れている様子。原子と電子。太陽と地球。地球と月。人と心。
#定義録 #詩