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忙しい人向け、決算短信、まずはココだけ!

※目的:決算短信で最初に読み取るべきポイントの把握
※所要時間:10分
※Goal:決算短信で最初に押さえるべきポイントを把握し、基本的な財務分析ができるようになる。

結論

3月期決算会社の本決算発表も一山超えた。
だけど、限られた時間の中で、大量の決算情報のどこを押さえていくべきか?
それには、決算短信を読む目的を明確に、絞っていくのが良い。
結論としては、PER/PBR/配当利回り、がどう変動するか?
それが分かる情報を最初に押さえるべきと考える。

最低限押さえるべき数値

・当期利益(実績/計画)
・純資産/総資産(実績)
・発行済株式数/自己株式数
・株価(ヤフーファイナンス等)

実際の作業

決算短信で読み取る数値を確認したら、Excelのフォームに入力していく。
予め、入力フォームを用意しておくといい。様式は自分が使いやすいように準備する。
下図は、その事例

ポイント

ポイントは、計算結果である指標(EPS/BPS/自己資本比率)ではなく、
その計算の基礎数値を押さえて、その数値をもとにExcelに計算させること。
その為に、発行済み株式などの情報が必要になる。
何故そうするかというと、応用が利くから。
事例では、収益性・安全性・成長性の分析も追加しています。
さらに、同業他社比較を行ってみました。
同業他社比較で、川船の良さが明らかに。
実際、川船の株価は、決算発表後、他社よりも上昇しています。

補足

分析事の基本は、ベンチマークと時系列比較かなと考えています。
今回の記事では、時系列比較は入れていませんが、
上記のデータを決算発表ごとに蓄積していって、時系列比較をするのも良いでしょう。

まとめ

決算短信は情報の宝庫です。上記分析は、その情報の一部しか使っていません。
PER/PBR/配当利回りに絞って、その変動に着目するのが良いでしょう。
時間があれば、これはと思った銘柄については、じっくり読み込んでいくと、得るものが多いと思います。


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