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無双心祇園店1年ぶりに営業再開

亀岡本店をオープンして8年。これまで絶好調で、何をしても上手くいってて、知らぬ間に天狗👺になってしまって鼻が300メートル程伸びてところに新型コロナがやって来てその鼻を見事に根本からポッキリ折られて挫折して、もがき苦しみ、右往左往してたコトをこれからの人生の意味のある出来事と捉えて、苦しい時に読み返してまた踏ん張れる様にここに筆を走らせる。

僕は文章が好きで、ある団体の連載を担当させて頂いて毎月そこに記事を投稿して10年以上にもなる。10年も続けて書いていればそれが自信となりどこかに発信したくなるのだなぁとSNSの発達と共に自分の文章力を世に表現したくなるのである。

去年の2月頃に国内でも新型コロナのニュースが一段と強くなってきた。オープンしてから8年。毎月前年同月比を下回るコトなく推移して来た売上が初めて前年同月を大きく下回った。

あれれ。なんかヤバくない?でも桜が咲いたら大丈夫やろ。

そう信じてたのに、桜が咲いてもお客さんは桜を見に来ず、家に閉じこもり、テレビで桜とコロナのニュースばかり見ている。売上は目も当てられぬ程に下がり続けた。

そして緊急事態宣言発令。

今まで売上にこだわり、勝ち続けてたと思ってたコトがそれから負け続けるコトとなり、お金がスゴい勢いで減っていき、銀行に行って通帳を記帳する度に、倒産の2文字が常に目の前に具体的に現れた。

あの当時は国からの具体的な支援が出されてなかった。みんな初めての状態でパニックだったから仕方ないけれど僕は死にもの狂いだった。

もしも大きな借入が出来なかった場合、このままの状態が年末まで続いたらもうダメだ…

具体的には毎月毎月250万円以上の支払いが出来ない。蓄えを切り崩していく事になった。10ヶ月で2500万円だ。スタッフを休ませてるのに、それでも給料は支払わなければならないし、売上が7割も減少したらその売上を見越して借り入れを起こして来た設備投資などの融資の返済や家賃が大きく肩にの上に乗った。

でもね。自分の周りの友人知人を見ても新型コロナの影響を受けてる人ほとんど居ないんですよ。どこかの新聞社の記事でも新型コロナの影響を受けてるのは国民の3割程だと言う。

飲食業と観光に携わる業者だけ苦しむ。どう言う状況なんだこれ。と何も影響を受けてない知人を見て、飲食業を志した自分がなんだか惨めになった。

新型コロナの数ヶ月前に亀岡市のふるさと納税の返礼品として初めていた「お持ち帰りラーメン」だけを武器にしてとにかくスマホの電話帳を見てスタッフと共に知り合いに片っ端から電話を掛けてそれを売って歩いた。

4月の祇園店売上は大きく下がって1日数人のお客さんしか来られなくなった。売上にして毎日5000円ほど。

祇園店のスタッフを活用して、どんどんご注文を頂いてまったく生産の追いついてない「お持ち帰りラーメン」の生産を3倍にしようと計画した。

そしてそっと祇園店を一時閉店した。

あの時にご購入して頂いた際に頂いた御厚意や温かいお言葉を一生忘れずにお返ししたいと思ってます。

明日から祇園店が再びオープンするので準備をする為に今日は家を出ます。

ようやく待ち望んだ祇園店の復活。大きな思い入れのあるお店なので明日が待ち遠しい。

言葉にならぬ程嬉しいです。







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