【サロンから見る音楽史】 vol.4 絶対王政とリュリ
フランス宮廷のサロンの水準は低すぎる!とのことでしたが、実際にはどんな音楽家がいたのかな…?というところは気になりますね。
まず最初のフランスの大作曲家といえば、リュリです。
ジャン=バティスト・リュリ。
バレリーナさんたちはご存知ではないでしょうか。
若かりし太陽王ルイ14世は、リュリに自分の踊りのための音楽を書かせました。
この方もまた、イタリア出身ですけれど…
《王は踊る》
という映画があります。リュリの生涯、ルイ14世の踊りのシーンなどが出てくるので、ぜひ一度みてみてください。
これだけ可愛がられていたリュリです。
突出していた才能を、自他共に認めていました。
そのうえ、自分のライバルが出てくることを望まなかったので、後進の指導なども然り。
これぞ絶対王政の時代。。。
こういった要因もあって、サロン文化に音楽が加わってくるのには時間がかかりました。
とはいえリュリの音楽、素晴らしいですけどね☺️
そのころ宮廷の外のサロンはというと…
政治をも動かすほどに力を増していたのです。
クラシック音楽を届け、伝え続けていくことが夢です。これまで頂いたものは人道支援寄付金(ADRA、UNICEF、日本赤十字社)に充てさせて頂きました。今後とも宜しくお願いします。 深貝理紗子 https://risakofukagai-official.jimdofree.com/