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THE FIRST SLAM DUNK 2回目 忘備録(2023/02/04)

あと30分で今日が終わってしまう〜。

忘備録。

あんまりまとまっていなくて、誤字脱字いつも以上に多くなると思います。

1回目。
一回目に感じたのは違和感。声が違うとか、3Dとか言う前に「なんだかいつもと見ているもの(アニメ)と違うぞ」という感じ。見づらいという感じではなくて、タイミングが違う、という感じ。全然つきつめられていないんだけど、多分私は映像(アニメ)をだいぶ「記号化」して見ていたんだろうなぁ、と思う。THE FIRST SLAM DUNKはおそらくとても良い意味で「アニメの記号化された演出」をしていない。

様々なインタビューやパンフレットでも井上監督はスラムダンクのアニメ化について「自分が思った通り(の演出で)やってみたい」という風に答えておられる。この「思った通り」の演出とはなんだろう、と一回目見終わった後に考えた。

実写とも違うし、93年に制作されたアニメとも違う。
リアルさもあるが、かといってアニメ的な表現が全く無いわけではない。
これっていったいどういうことなんだろう。
やんやかやんやか考えてて、ふと井上監督が(おそらくお一人で仕上げた)CMのアニメーションを思い出してYouTubeで探してみた。(公式からは上がってないのでリンク貼りません)

こちらを見ていて、井上監督のやりたいこと⋯⋯というのは「アニメのキャラを使い、漫画描写も盛り込みつつ、バスケットの描写に嘘をつかずにいかに臨場感・現実感を生み出すか?なのかなぁと思った。

原作であったギャグの要素がこそげ落とされているのもその要素の一部なのかしら?と思ったのだが、これは制作の過程で映像表現にはそぐわない⋯⋯ということでカットされてしまったらしい。残念だ⋯⋯。

なので個人的にこの作品は、アニメとも実写とも違う、新しい漫画の映像化と思っている。
とは言っても、汎用性のあるメソッドではなくてスラムダンクみたいなかなり現実よりの設定の漫画だからこそ出来た事・生きた表現だとは思うのだが⋯⋯。(黒子のバスケ、漫画もアニメも全然知らないんだよね〜。なんで黒子のバスケが、今回みたいな映像になったらどーなるんかワシにはわからんのだ)

思っている、思っているばかりで申し訳ねえ⋯⋯。うまく言語化できないのだ。


3Dについて。これは何となく何だけど完全に3Dなのか少し怪しい気がしている。怪しいってなんだよ⋯⋯って感じなのだが、タイミング的に見て3Dでは説明できないようなカットがいくつかあったので。あとクレジットに原画・動画の表記があったので、作画(人の手がはいっている)のカットがあるのは確かだと思うんだよなあ。

一番目立つのはアップ時の鉛筆のタッチ。素人知識なので間違っているかもしれないが、3Dって確か「輪郭線の出力」みたいな工程があったと思うんだよな〜。そんで、それって太い線とか均一の線であればかなり綺麗に出せるのだが鉛筆みたいにランダムの要素を含めつつある程度の均一性が保たれる出力ってまだ出来なかったはず。需要が無いからやらないだけなんか?特にアニメみたいに「ある程度以上の濃さ・太さをだしつつ、アナログのざらつきも表現」が求められる描写ってまだ出来ない気がするんだよなあ。出来るのかなあ。なんかね、3Dの素体?のほうの影響をかなり受けてしまって、変に潰れたり太くなってしまう感じがある。THE FIRST SLAM DUNKではそこらへんがすごく綺麗だったんだよなあ。

他で言うと色。厚塗りみたいな色塗り。あれってどうやって出したんだろ?3Dってそういうの出来るようになったのかな。AEとかでだったら何となくできそうな感じがあるんだ。めちゃくちゃ大変そうだけど。ライティングとかじゃなくて、確実に「塗り」だと思うんだよねえ〜〜。3Dはライティングでの光の変化は得意だけど「塗り」みたいな表現はからっきしってイメージなんだよな。アニメっぽい影が出来る仕組みが全然わかっとらん。やって見ない限り永遠にわからんだろうなこれは。

私の制作過程予想は、「絵コンテ(井上監督)」→「作画(原画)」→「カットによってはモーションキャプチャーで素材作り」→「3D素体作り」(撮影まで)→出力したものをカットによっては井上監督が修正(作画)→「動画」で線を整えてる→色塗り(仕上げ・色彩調整)→「撮影」で最終調整なんだけど、どうかな?あってますか!?東映さん!!!!

これってムック読んだらわかるのかなあ。東映さんは確か独自の3D開発環境があったと思うんだよなあ。どっかでインタビュー読んだ気がする⋯⋯。

もしそうだとしたら、この作品の雰囲気を失わないでいられたのは動画さん・仕上げさん・撮影さんの功績がかなり高いと思うんだよな。

パンフレットとかムックとかだとなかなか撮影さん・動画さん・仕上げさんまでのインタビューいかないよねえ。平家物語ではあったけどさ。

こー言う技術的なのは専門すぎて需要がないのかも知んないね。クリエイティビティというよりはプロフェッショナルの分野だからなあ。

そんなことをポツポツ考えてました。

ここまで考えて全然違ってたら恥ずかしい!!恥ずかしいやつだよお前はよ⋯⋯。


寝よう⋯⋯。今日クリスタいじってたらまた不具合起きたしもう何なのよ⋯⋯。

尾張

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