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「簡単で散漫な演説」A Simply Desultory Philippic/サイモンとガーファンクル「パセリ、セージ、ローズマリーアンドタイム」第9曲
正直に書きますが、メールマガジン「all simon and garfunkel」を始めた頃、書くのに苦労しそうな作品がいくつかありました。それらの歌はみな、S&Gの作品曲中異端的存在で、定番の美しいハーモニー、奥深い詩などの評価をしずらいものだからです。 独断と偏見で結論づけさせていただけば… これらの作品は、S&Gマニアでもなければ積極的に聞きたくない部類、トラックをすっ飛ばしてしまう曲かもしれません。レコードメーカーも十分承知しているようで、ベストアルバムだけでなく、
サイモンとガーファンクル 第3作アルバム "Parsley, Sage, Rosemary and Thyme" 第1曲 S&G スカボロー・フェア/詠唱 Scarborough Fair/Canticle
「スカボロー・フェア/詠唱」 Scarborough Fair/Canticle誰もが知るサイモン&ガーファンクル定番の歌です。 映画「卒業」で、主人公のダスティ・ホフマン演ずるベンジャミンが赤いスポーツカーを運転する時バックに流れた曲です。 前奏からすでにこの歌の美しさが満ち溢れています。神秘的和音のアコースティックギターによるアルペジオ。チェンバロのようなキーボードの効果も絶妙。 メインのメロディはイギリス民謡を借用したとか。研究好きのアート・ガーファンクルが図書館か