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《12歳の夏》ー2040年8月6日ー

お母さんが、よくなってきたみたい。
まだ完全に治ったわけじゃなさそうだけど、よかった。

ランダは、幼いころからお父さんがいない。

でも、不思議とさみしいと感じたことがなかった。
というのも、お母さんがなるべく一緒にいてくれようとしていたから。
だから、ランダは、お母さんがお仕事で忙しいときは、お家でいい子にしていた。

今日は洗濯物やお掃除を頑張っちゃった!
いつも洗濯物をお母さんが干すときは、ベランダの高い棒?みたいなところに、洗濯物をハンガーにかけて干すんだけど、ランダはまだ背が低くて届かない。
だけど、リビングにある椅子を使えば届いたから、やってみた!
案外、簡単ね!!
ちょっぴり、大人な気分になった。

お買い物も行ったら、八百屋のベンさんがいて。
ベンさんは、ニカって豪快に笑う気のよさそうなおじさんなんだけど、とってもいい人なの!
いつもランダがおつかい行くときは、用がなくてもベンさんに会いに行く。
「ガハハ。今日もランダおつかいか、偉いのお!」
「ベンさんは、いっつも元気よね!ふふふ」
「元気であれば、毎日が楽しいものよ」
そういって、いつもランダの頭をくしゃくしゃとなでるの。
#ほんとあの笑いを見ると元気になれる

とっても美味しそうなトマトがあったから、美味しいサラダうどんでも作ろうかなっておもって、ベンさんからトマトとレタス、みずみずしいきゅうりを買った。
私は張り切って作ってみた。もちろん、お母さんが教えてくれたのよ。

ぎこちないきゅうりや、トマトがいたけど
#食べたらみんな一緒よ

でも、お母さんはとっても嬉しそうに食べてくれた。
#それだけで幸せ

明日からはお仕事行けそうみたいだから、私も蝶々探しの旅に出てこようかな。

おばあちゃんと話していた蝶々がいるといいなぁ。

#次の日へと続く


いつもありがとうございます(*^-^*) 次なるコンテンツの本に使います♪