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NOKKOのソロ作品について、落語家・立川キウイ師匠が考察します!

こんにちは!

今回の you tubeラジオ『まっちゃん・くわっちの音楽のかからない音楽番組』で、

レベッカのボーカリスト、のっこのアルバム『ベランダの岸辺』を紹介しました。

番組はこちらです。

それでね、、

お世話になっている落語家の立川キウイ師匠が、NOKKOの別のアルバムを聴いて、ご自身のブログにレビューされていたんだけど、、

なんと!

レベッカ時代と比べて残念みたいに書いているではないてすか?!

キウイ師匠!!

そんなキウイ師匠に、音楽ラジオではもの申させていただきました!

〈 キウイ師匠のブログ 〉

すると、、、

言葉足らずでしたと、キウイ師匠がその真意を twitter で知らせていた抱きました!

キウイ師匠は次のように twitter で打ってくださいました。

〜 キウイ師匠から 〜

例えばG・ハリソンもソロとして充実するほどセールスが下がったり、だけどビートルズの『サムシング』の評価は変わらずに高く、ノッコさんもそれに似た状況があるという意味での「残念」で、ソロのノッコさんが残念ってわけじゃないんですよ。^ ^
『ベランダの岸辺』より『キス』が売れてしまう現実。

〜 私から 〜

キウイ師匠! 鋭い分析をしていただき、ありがとうございます! 確かに、言われてみればそうですね!
実際は、作品の良しあしとは関係なく、バンド時代のほうに注目がいってしまう現実があるのですね!
キウイ師匠の「残念」の真意が理解できました! ありがとうございます!

〜 キウイ師匠から 〜

そして実は自分も思い出も含めレベッカ時代の曲の方が馴染んでしまってるとこがあり、つまりノッコさんが80年代を歌っていた1人であるスゴさの影響は強く、それで魅力は変わらねど意味や価値が違ってしまうこともあるなと。
ただしチャンと聞けば色々と判るだけに、時代の怖さもある残念です。(>_<)

なるほど!

ビートルズのジョージ・ハリスンのたとえを出して、うまく考察してくださいました!

さらに、このやりとりには、続きがあります。

〜 私から 〜

さすが音楽ファンの落語家・立川キウイ師匠! ビートルズのジョージ・ハリスンのたとえを出して、NOKKOとレベッカについて考察しています!

〜 キウイ師匠から 〜

そんな鋭くないです。^^;
ただG・ハリソンの『ゴーン・トロッポ』がチャート100位にも入らず圏外というのはおかしいかと。
それはノッコさんもレベッカ等のカバーアルバム『キス』はオリコン20位に入るけど、『ベランダの岸辺』は圏外という、そういう残念さかと。
僕も誤解を招く書き方でした。

なるほど。

キウイ師匠のお気持ちが、かいま見れるツイート。

ジョージ・ハリスンの『ゴーン・トロッポ』がチャート圏外ということで、当時、キウイ師匠は悔しかったのかなと感じました。

その残念さは、私がのっこの『ベランダの岸辺』に抱いているのと同じ気持ち。

こんなにも名盤なのに、何の話題にもならずに、廃盤になってしまうなんて!

悔しい。

ちなみに、、、

レベッカ時代のカバーを歌ったアルバム『キス』と今回紹介した『ベランダの岸辺』のジャケットを比べてみました。

左が『キス』のジャケット、右が『ベランダの岸辺』。

左はパステルカラーでキレイですね! 蝶のイラストもレベッカの名曲「ロンリー・バタフライ」を思い起こさせてファン心をくすぐります!

とても気合いが入ったジャケットですね!

一方、、、

右は一見地味な手書きイラスト。

ただ、、

私としては手書きイラストのジャケットも味わい深くて好きなんだけどなぁ…

NOKKO の内面が表れているような、飾らない素直な心境が伝わってきます。

このジャケットのように、繊細で内省的な作品に仕上がっています。


そういえば、、

90年代に活躍したバンド、L⇔R のアルバム『Doubt』も手書きイラストでした。

ボーカルの黒沢健一くんが、ファックス用紙の裏に描いたイラストでした。

当時、L⇔R ファンの私としては、イラストから健一くんの気持ちが伝わってくるようで、

ほほえましい気持ちになったことを思い出しました。

〈 L⇔R のアルバム『Doubt』のジャケット〉

いまやネット配信で、1曲ずつ販売する時代。

やがて、、

アルバムジャケットという概念もなくなってしまうのかなと思うと、寂しくなります。

〈 アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック,  L⇔R 〉

というわけで、、

のっこの『ベランダの岸辺』は、華々しいヒット曲に飾られているわけではありませんが、、

静かにそっと、あなたに寄りそってくれる、そんな心に染みるアルバムです。

〈 わすれな草,  のっこ 〉

アルバム収録のシングル「わすれな草」

繊細な息づかいが聴こえてくるような楽曲。

また、、

アルバム1曲目のユーミンのカバー「ベルベット・イースター」が素晴らしい。

「ベルベット・イースター」は、you tube にはありませんが、次のサイトで視聴できます。

繊細でアコースティックな音に秘めた、のっこの内面を感じていただけたらと思います。

〈 ベルベット・イースター,  のっこ 〉

こんなに素敵な楽曲なのに、のっこの「ベルベット・イースター」は(視聴以外は)ネット上のどこにも存在しないなんて!

事務所の方、ぜひオフィシャル you tube で配信してください!!

今やネット上にないと、知り合いに薦められません!

このまま埋もれていくのは、せつない。

『ベランダの岸辺』、

このアルバムだけは、名義が「のっこ」とひらがなになっています。

ご本人も思い入れが深いのでしょうか。

のっこの内面を表すような繊細な作品。

部屋で静かに聴きたいアルバムです。


■ 執筆者 : 松岡 学


■ 音楽のかからない音楽番組

FMラジオのパーソナリティのくわっちと数学者のまっちゃんによる you tube番組です。

2人のオススメ音楽を紹介しています。

毎月1回配信しています!

you tubeチャンネルはこちらです。


■ プロフィール

くわっち

ラジオパーソナリティ。
インタビュアー、青森出身。

20代半ばにコミュニティFMラジオ局に勤務。
パーソナリティとして、生放送番組担当、
街角リポーター、収録番組の取材・構成・録音編集などを行う。

現在、月に一度、地元弘前のFMラジオでパーソナリティを担当。
地域の情報を共有することを目的に
地域活性や地元を盛り上げるイベントの
企画・運営に携わる方などへインタビューを続けている。

ワタシキニナル (ホームページ)

ちょこっと津軽 (ブログ)


まっちゃん(松岡 学)

高知工科大学 准教授、
数学者、博士(学術)、三重県出身。

大学で研究や教育に携わる傍ら、
一般向けの講座を行っている。

アドラー心理学の造詣も深く、
数学の教育や一般向け講座に取り入れている。

音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。
ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。

数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ


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