私はこーへ

a.k.a imkohe。文章を書いたり、音楽を作ったり。『QJ vol.163』より…

私はこーへ

a.k.a imkohe。文章を書いたり、音楽を作ったり。『QJ vol.163』より連載『乃木坂46、終末のユートピア〜この地獄を生き抜くためのアイドル批評〜』。ASA-CHANG&巡礼「花」20周年リミックスコンテストASA-CHANG特別賞。連絡はTwitterのDMで!

最近の記事

Charli XCX『Brat』〜或る手紙と責任、対価、その結末〜

Charli XCXの6枚目のアルバム Bratの意味はクソガキ 100gecsとHyperクソガキ対決をする といったクソみたいな内容ではなく 不定型であった自身の音楽が“Hyperpop” と名付けられたことを受け入れ (そのために必要な過程が前作『Crush』で) (『Crush』はクソガキのUS Pop遊びだった) ただ音で遊ぶだけでは終わらせず、 片意地を張らず、囚われることなく、 自身の位置する音楽ジャンルが理解された そのことを寿くオトナなアルバム 「私を形作

    • 中西アルノへの手紙 ~虚構についてのファンレター(5枚)~

      中西アルノへ  僕はアルノの真面目で不器用な所が好きです。アルノが歩んできた道は全てが意志によって舗装され強く輝いています。今や乃木坂46を眼差すファンは、語弊を恐れず言うのであれば、暗闇の中の輝きを好まなくなってしまいました。暗闇の中の輝きの尊さよりも、暗闇それ自体を自身の視野に収めることを嫌うからです。僕達乃木坂46のファンはコタツの中でアイスを食べ、外で降り積もる雪を景色にします。寒空の中で見るマッチの炎は強く輝いている。僕は乃木坂46以前のアルノに対し、強くこう感じ

      • 音楽批評宣言:Francis and the Lights「See Her Out (That’s Just Life)」評

         そろそろ音楽批評をやらないとな…と漠然と思った時、やはり僕はここから始めなければならないと思った。最も思い入れが強い曲について語り、これからの駄文や渾身の論考をこの初期衝動と常に闘わせる。それは僕の人生にとって意味がある。そもそも漠然とそろそろ文章を!と思った訳ではない。今年の元旦に「2022年こそは文章を定期的に書きたいです!」とか言っていて。今からならなんとか間に合いそう、まだ10月だし。何事も遅過ぎるということはない。Francis and the Lightsの新譜

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