【ドラゴンのエッセイ】 親友とカラオケに行った話

 親友のNさんと久しぶりにカラオケに行った。2人きりでガッツリ5時間も歌った。2人きりでいくカラオケはまだ2回目で、ぶっちゃけ死ぬほど緊張した(笑)。

 今回一緒に歌うにあたって、先週末に久しぶりにKinKi KidsのライブDVD(具体的には「KinKi Kids 2010-2011 〜君も堂本FAMILY〜」)を見た。彼女が堂本剛くんのファンで、それを知っていた俺がキンキの公式YouTubeに上がっていた自分の好きな曲のMVを大量に送りつけたので、ライブも見ておこうかなくらいの気持ちだった。
 久しぶりに見たキンキは、お客さんを楽しませることもそうだが何より自分たちが楽しんでいるように見えた。お互いがお互いをリスペクトし合い、相方とのやりとり(会話もパフォーマンスも)を楽しんでいた。
 俺たちもそうありたいと思った。Nさんにはもう十分に楽しませてもらっているから、俺も彼女を楽しませられるような会にしたかった。
 結果その思いがしっかり伝わったかどうかは、正直言って分からない。ただ彼女はとても楽しそうで、俺のことを適当にあしらう余裕まであった(笑)。俺との時間を楽しんでくれたと信じたい。
 俺は日頃から、何一つNさんに敵うものはないと思っている。ルックスに始まり生き様、気遣い、考え方、果ては歌唱力に至るまで、Nさんは俺以上なのだ。嫌味ではなく本気でそう思っているから、今回Nさんと同レベルの点数をバンバン出せたのはすごく嬉しかった。Nさんのいるところまで、たどり着いた気がした(俺なんてまだまだだが)。
 また、今回のカラオケで気付けたこともあった。もはや俺を人間として扱ってくれる人は、そう多くないのだと。もちろんNさんの他にも、SNSで繋がっているみんなは俺と対等に付き合ってくれている。ただ、そう易々と会えないのはやはり大きい。
 詳しくは後日書くが、体験に行った施設でもどうやら早速嫌われたようだ。利用者にも、スタッフにも。あからさまに嫌われるというのは、慣れても精神が蝕まれていくものである。そういう時、真っ先に頼ってしまうのがNさんなのだ。本当に彼女には、いくら感謝しても足りない。改めて、一緒にいられる時間を大切にしたいと思えた5時間だった。

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