【ドラゴンのエッセイ】誕生日に書いてみた


本編

俺は今日で25歳になった。ついになってしまったという心境である。中学生くらいの頃からずっと「脳性麻痺患者の平均寿命は25歳前後」という話を見てきた。だから今日を迎えるのが若干怖かった。
 特に今年に入ってからは、今までずっとメンタルが落ち気味である。フォロワーさんたちに雑談として気軽に話せるような内容ではないと思ったので、ずっとnoteに書いてきた。一言で言うなら、人間不信である。もちろん、フォロワーさんのことではない。ちょっと物騒な言い方だが、俺に直接関わるあらゆる組織の人間たちが一切信用できなくなってしまった。その状況は今でも続いている。
 そんな時救ってくれたのはやっぱりフォロワーさんたちだった。なんとなく事情を察しながら明るく振る舞ってくれる人、そもそも何も知らないので全く気にせず話しかけてくれる人、そういう人たちに俺は救われた。現在は母も人間不信気味なので、2人で話していると話題がネガティブな方向にしかいかない。そういう意味でも純粋に雑談ができる人がいるというのはかなりの救いだ。

 本来なら1人ずつ名前を挙げて感謝を伝えたいが、ひとつ疑問に思っていることがある。「どれくらいの人が俺の誕生日を覚えてくれているだろう」ということだ。実は今日に至るまでずっと「俺もうすぐ誕生日です」という告知めいた文章を投稿もしていないし誰かとやり取りした覚えもない。それでもちゃんと覚えていてお祝いしてくれる人はどれくらいいるだろうという純粋な興味だ。
 とはいっても、誕生日当日この記事を上げる夕方までに一切「おめでとう」という連絡がなかったらどん底まで落ち込む気がする。一応何人かにいわゆる匂わせというのはやってみたが、うまくいっているか不安だ。

……という文章を書いている最中に、いち早く連絡をくれた人がいた。何を隠そう、親友のNさんである。数日前にLINEで「誕生日忘れてないから! 当日にもLINEするね!」と連絡をくれたのだ。
 正直にいうと、彼女は絶対俺の誕生日なんて忘れていると思っていた。ここのところずっと会えていないし、何より最近プライベートで立て込んでるんだろうなぁという雰囲気があったからだ。
 それだけに、連絡がとても嬉しかった。もともとNさんに関しては「忘れられていても仕方ない」くらいの気持ちでいたのだ。詳しくは省くが俺の誕生日は彼女にとっても大切な日(俺とは全く関係ない理由で)なので、そっちを優先されて当たり前と思っていた。
 長いこと会えなくてもやっぱり親友であることに変わりはないのだ。Nさん、本当にありがとう。忘れているかもと思っててごめんなさい。
 出来るだけネガティブなことは考えずに、出来るだけ前向きに生きていきたい。それが25歳の抱負です。

誕生日当日追記

 実はここまでの文章は、昨日までに書き上げたものです。そしてここからは、3月17日の17時半現在に書いている文章です。
 17時半現在までにお祝いメッセージをくれたフォロワーさんは3人。そこそこやり取りがあるフォロワーさんは10人以上はいるはずなんですが、これが現実ですかね(笑)。でもさすがにフォロワーさんの1人に「明日はなんの日でしょう?」と送ってクエスチョンマークが返ってきた時にはちょっと落ち込みました(笑)
 そして、Nさん? あなたからメッセージ来ないのはちょっとショックだぞ? 事前にメッセージをくれたので忘れちゃったわけじゃないとは思うし、忙しいのも十分分かってるが一言だけ言わせてくれ。
 この記事と前後して長文メッセージ送るから覚悟してねww
 ……とまあこれで少しスッキリしたので(Nさんごめんね)、明日からは気持ちを切り替えて再びいい記事を書くべく邁進していこうと思います。ですので読者のみなさん、これからもドラゴンの応援をよろしくお願いします!

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