名曲968　「めざせポケモンマスター」【松本梨香】［ポケットモンスター］

ーー大人気作品になったおかげはこの曲の存在だーー

【めざせポケモンマスター】

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　オールドファンの皆様、お待たせいたしました。これです。ポケモンといえばこれしかないのです。

　私は無印のポケモン世代（年齢的に厳密には違うのかも）なものでこの時代のポケモンには相当な愛情がある。私の中で好きなポケモンベスト３はコダック、プリン、そして懐く前のピカチュウである。リザードンやカイリューが強いのですよ。伝説のポケモンといえばミュウツー、ミュウですよ。ええ、ええ。

　ズバリ、この曲がなければここまで流行しなかっただろうと思う。実はかなり工夫を凝らしており、空中分解寸前の出来ではあるのだ。歌詞の中にギャグやお色気要素やキャラの鳴き声まで入れて、そして子どもが真似したくなるようなイエイエイエイエイとリフレイン……。メロディーの軸もぶれている。

　しかしこれがまあ絶妙な塩梅で完成しているのである。要は子どもが好きな要素を詰め込んでいるのだ。それも男女に。よくよく思うとポケモンはすごいよ。かっこよさとかわいさを併せ持つ、最強のコンテンツではないか。

　曲単体では名曲ラインには正直届かないのだが、貢献者としての役割があまりにもデカすぎる。いまも根強く愛されていることがわかってきて、私もじわじわと評価を上げていった。そうだ思いだせ私よ。オープニングが「ライバル！」に変わったとき何を思ったか。悲しかっただろう、悔しかっただろう……いやいい曲だなって思ったなあ。そちらも名曲65に書いたのでぜひ。