名曲762 「ラスト・シーン」【とみたゆう子】
ーー昭和の歌姫に匹敵する圧倒的美声ーー
【とみたゆう子☆ラスト・シーン☆】
昭和の歌姫といえば。数人は挙がるであろう著名人。出てくるのは当時世代でなかった20代でも関係ない。例えば山口百恵、中森明菜、岩崎宏美など。聞いたことがなくても知識で答えられる。
多少は昭和の曲に強い私であっても、最近まで知らなかった存在は多く、今回紹介するとみたゆう子もそうだった。実際には名前だけ見たことがあったのだが、曲を聞いたことはさっぱりなかったのである。
理由はなんとなく敬遠していたから。当時のアイドルは菊池桃子は別としてちょっと手を出しづらく(顔はよくても歌唱力が……)という雰囲気があったのだ。とみたゆう子は厳密にはアイドルではないのだが、ジャケットに映るその姿はそうとしか見えなかった。失礼な話、セクシー女優すらにも見えたほど。つまり期待値が低かったのだ。
今回の曲はYouTubeでたまたま見つかったアルバム「DEUX(デュー)」から発掘できた。シンセのリズムが好み。そして上記の内容を丸々包んで謝りたくなるほどの素晴らしい歌声。これが決め手となった。元々の期待値が低いと名曲のハードルもぐっと上がってしまうのだが、軽々乗り越えるパワーであった。
昭和の歌姫を挙げたら。きっと多くの人がとみたゆう子の名前を出さないだろう。残念ながらヒット曲には恵まれなかったのだ。しかし実力はさほど変わらない。このnoteを見た方だけでも覚えておいてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?